10月に入りました。今日はまた少し暑くなりましたね。
それにしても、一瞬輝いたかと思えば、また雲に隠れ、
どうしてそんなにシャイになっちゃったの?太陽さん!
写真などで見ていた人に実際に会ったとき、「あ、思っていたのと違うな。」と思ったことはないでしょうか?
写真から受けたイメージより、実物の方が良いならいいのですが、
見た目はとても素敵なのに、話してみたら雑だったり、幼稚だったりすると、ちょっとガッカリしてしまいますよね。
昨今は背が高いこと、スリムであること、小顔であること、美肌であることなど、
ルックスばかり気にする方が多いのですが、会話は女性の大きな魅力の一つです。
会話の楽しさには知識の抱負さや思慮深さが反映するので、
教養を身に着け、聡明さを磨くことが大切なのですが、時間がかかります。
でも実はちょっとした言葉選びや、言い換えで、
「感じの良い人」「素敵な女性」という印象を相手に与えることが出来ます。
そのような効果を期待できる、良く使用する言葉の言い換え一覧を作ってみました。
そっち → そちら 「そちらから、どうぞ。」
こっち → こちら 「こちらにおかけ下さい。」
あっち → あちら 「あちらにございます。」
どっち → どちら 「どちらになさいますか?」
この前 → 先日 「先日お話ししましたとおり…」
さっき → さきほど 「先ほどすれ違いました。」
後で → 後ほど 「後ほどご紹介いたします。」
買う → 求める 「どちらでお求めになりましたか?」
来る → 運ぶ 「お運びいただきありがとう存じます。」
会う → お目にかかる 「お目にかかれて光栄です。」
座る → かける 「こちらにおかけください。」
帰る → おいとまする 「そろそろおいとまします。」
はまる → 夢中になる、とりこになる 「韓流ドラマに夢中で、○○様のとりこになってます。」
今日 → 本日 「本日はお招きいただきありがとうございます。」
きのう → さくじつ 「さくじつ、お電話いたしました○○です。」
あした → みょうにち 「では、みょうにちお電話いたします。」
あさって → みょうごにち 「みょうごにち、伺います。」
服 → お召しもの 「素敵なお召し物ですね。」
靴 → お履きもの 「お履き物のまま、お上がりください。」
食物 → お召し上がりもの 「お召し上がりものをご用意しております。」
親 → (自分の)両親/(相手の)ご両親様
母親・父親 → (自分の)父・母/(相手の)お父様、お母様
娘さん → お嬢さま
息子さん → ご子息
だんな → (自分の)夫、主人/(相手の)ご主人さま
奥さん → (自分の)妻/(相手の)奥さま
・久しぶりに会った人に対して、「お久しぶりです」ではなく、「ご無沙汰いたしまして…」。
・誰かの息災を訪ねるとき、「お元気でしょうか?」ではなく、「お健やかにお過ごしでしょうか?」
・お土産を渡すとき、「お口に合うとよろしいのですが…」。
・お土産をもらったとき、「何よりのお品、有難うございます」。
・伝言を頼まれたとき、「…とお伝えください」に対して、「はい、申し伝えます」。
・褒められたとき、「とんでもない」と否定してしまうより、「恐れ入ります」と恐縮してみせる。
『大人の美しい言葉遣い』いかがでしたでしょうか?実際に話してがっかりされるより、
「この人と、もっと話したい!」と思われるほうが良いですよね。
とはいえ言葉選びが完璧でも、慇懃無礼な感じを与えてしまっては元も子もありません。
堅苦しいばかりでなく、親しみのこもった感嘆詞なども混ぜながら、
温かい笑顔と優しい声、女性らしいイントネーションで人の心を和ませることが出来るような
魅力的な話し方を目指したいものですね。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。