クリーム色×紫のティータイムのテーブルコーディネートに引き続き、
2月の和のテーブルコーディネートをご披露。
↑こちらは、和のお茶のテーブルコーディネート。
短歌やお謡いなど、和のお稽古事のあと、自宅にお仲間をお誘いして
お茶をいただきながら、あとばなし…という想定。
蓋付椀にはアツアのツおぜんざいを、ひし形の小皿には、箸休めの塩こぶなどを入れます。
テーブルクロスはソフトな菫色。丸テーブルの脚すべてを覆っています。
フランス風のクロスのかけ方ですが、今回の狙いは保温効果。
テーブル下に小さなヒーターを入れれば、炬燵に早変わり!
(火事にならないように、席を立つときは必ずヒーターは出して、消してくださいね。)
丸盆とお椀は同じ、「象彦」のスミレの柄のもの。すべて手描きですので、少しずつ違います。
緑のお箸は「輪島」。いいお値段の印象がありますが、お手頃なお箸からお求めになるのがお勧め。
湯飲み茶碗は有田焼。
ナフキンは先日ご紹介した「コックス・コーム」にたたんで、ふっくらした優しい立体感を。
お花は鶴首のラリック製ガラス花器にフローラルフォームをセット。
雪柳、ユーチャリス・リリー、スキミア、ゲーリックで丸く形作り、
アスパラガスの蔓をラインとして用いて、流れや動きを出しています。
センターピースのお花としては、背が高く、お客様同士の視線を遮ってしまうので、
お迎え入れの後は、脇のワゴンなどに移動させるといいですね。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。