2016.2.9

『おぜんざいを優雅に召し上がれ!』2月の和のテーブルコーディネート。

二月のコーディネートとして、先日ご披露した

クリーム色×紫のティータイムのテーブルコーディネートに引き続き、

2月の和のテーブルコーディネートをご披露。





↑こちらは、和のお茶のテーブルコーディネート。

短歌やお謡いなど、和のお稽古事のあと、自宅にお仲間をお誘いして

お茶をいただきながら、あとばなし…という想定。

蓋付椀にはアツアのツおぜんざいを、ひし形の小皿には、箸休めの塩こぶなどを入れます。

 

テーブルクロスはソフトな菫色。丸テーブルの脚すべてを覆っています。

フランス風のクロスのかけ方ですが、今回の狙いは保温効果。

テーブル下に小さなヒーターを入れれば、炬燵に早変わり!

(火事にならないように、席を立つときは必ずヒーターは出して、消してくださいね。)





丸盆とお椀は同じ、「象彦」のスミレの柄のもの。すべて手描きですので、少しずつ違います。

 

緑のお箸は「輪島」。いいお値段の印象がありますが、お手頃なお箸からお求めになるのがお勧め。

 

湯飲み茶碗は有田焼。

ナフキンは先日ご紹介した「コックス・コーム」にたたんで、ふっくらした優しい立体感を。





お花は鶴首のラリック製ガラス花器にフローラルフォームをセット。

雪柳、ユーチャリス・リリー、スキミア、ゲーリックで丸く形作り、

アスパラガスの蔓をラインとして用いて、流れや動きを出しています。

 

センターピースのお花としては、背が高く、お客様同士の視線を遮ってしまうので、

お迎え入れの後は、脇のワゴンなどに移動させるといいですね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。