今日11月7日は立冬。
冬の気配が感じられ出す頃だそうですが、今年はすでに結構寒いですね。
11月のお教室のためにインテリアのお花を生けました。
赤い実と紅葉の枝ものはアロニア。初めて生けました。
ツヤツヤの実、グリーン、オレンジ、赤の葉が素敵ですね。
足元に入れましたのは、ユーカリ。シルバーグリーンが綺麗な冬の定番。
お部屋中に良い香りが漂います。母も好きだったな、この香り。
「トム、いたずらしないでよ。」
リビングにも同じ花材で。紅葉を生けられるのはおそらく今月まで。
存分に楽しみたいですね。
ソファーのクッション、アニマルプリントに変えました。
起毛素材で触ると気持ちいいです。ヒョウ柄は身に着けると派手ですが、
インテリアに用いると大人っぽくってエレガントになります。
洋食のマナーのレッスンのために、丸テーブルには食器を並べています。
ノリタケのインペリアルスイート。ペールイエローに金彩が華麗。
センターピースには先月のフラワーアレンジメント教室でお教えした
バラと林檎のトピアリーのメラレウカをロシアンオリーブに替えて作り直しています。
シルバーグリーンとリンゴがよく合いますね。
ピアノの両サイドのキャビネットの上には、
アンティークのカップ&ソーサーと鳥のフィギュア。
カップ&ソーサーは1898年製ロイヤルウースター。
クリームからソフトオレンジの地色が珍しいですよね。
花の絵柄はハンドペイントです。線やぼかしが大変繊細に描かれています。
どこのなにか不明な鳥のフィギュア。
母がテーブルコーディネートのアクセサリーとしてよく用いておりました。
私も大好き。
対に置いたキャビネットの上には、
同じくロイヤルウースターのカップ&ソーサーとフンメル人形。
物心ついた時から家にあるので、おそらく父が留学土産として持ち帰ったものと思われます。
なんでもスペインのリャドロと双璧をなす品らしいです。存じませんでした。
赤い実がとても気になるらしい。「トム、触ったらだめだからね!お願いよ!」
いつもよりちょっと短めですが、エレアカ11月のインテリアでした。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。