2016.7.5

『ガラスと色で涼しさを演出』 7月のテーブルコーディネート

バクダットでのテロで日本人7人が犠牲になりました…。

JICA(国際協力機構)関連会社の関係者ということで、

日本の技術を海外で役立てたいという善意が、このような形になり残念でたまりません…。

ご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の深い悲しみをお察しし、お悔やみ申し上げます。
このことがイスラム社会全体への敵意とならないことを、祈りつつ…。

 

さて本日はテーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』でした。
生徒様!この暑さの中お運びくださり有難うございました。

7月のテーマは『ガラスの知識』ですが、まずテーブルコーディネートをお目にかけますね。





夏の和のお茶のテーブルコーディネート。

水色のテーブルクロスの上に、白の薄物のクロスを重ねて、透明感を出しています。

カラーコーディネートは薄い水色がファーストカラー、セカンドカラーはお盆の黒。

サードカラーは藤色です。





お出しものは、白玉とフルーツ、寒天の入った蜜豆。

有田焼の蓋付の器ごと冷やして、冷たさをごちそうとしてお召し上がりいただきます。

受け皿は深川製磁の『花丸紋』。

蜜は黒蜜が好きなのですが、

初めからかけておくと白玉とフルーツが美しく見えないので、小さな器に入れて別にお出しし、

お好みの量お使いいただこうかと思います。

 

お飲み物は冷たい緑茶。

熱湯で出してしまうとどうしても黄色っぽくなってしまうですが、

水だし数時間でとてもきれいなグリーンの緑茶が出来ます。

グラスはボヘミアングラスのタンブラー。カットがとても深くて重厚感があります。

 

ナフキンは今回『コックスコーム』に畳んで、可愛らしくしましたが、

『つばさ』でも良いでしょうね。





緑茶はアンティークのイギリス製ホット・ウォーターケトルに入れてます。

銀器は熱伝導率が高いので保温だけでなく、保冷にも良いのです。

オイルウォーマーはスタンドから外し、

もてなし直前までケトルごと冷蔵庫で冷やしておきます。

氷を加えてテーブルに出すと、注ぐときカラカラと音がして涼し気な音の演出になります。

 

キャンドルスタンドはフランスの『サン・ルイ』

古典的なデザインが特徴でしたが、最近デザイナーが新しくなり、

繊細さと質の高さはそのままにモダンで素敵になりました。





センターピースのお花は、青紫のアジサイと白のデンファレ。

グリーンとしてギボシと利休草を加えています。

器はベネチアングラスのコンポート。エナメル彩とゴールドが美しい逸品。

花止め方法は、アクリルフラワーをテープで固定しています。

アクリルフラワーはフローラルフォームより目だたないので、

軽やかなお花を生けたいときに利用しますが、中心にお花を刺せないという欠点が…。





暑さで食欲がない時も、色やガラスで涼しさを演出した

こんなテーブルコーディネートでしたら、楽しい時を過ごせるとお思いになりませんか?

 

エレガントライフアカデミーのテーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』

月一回、一回2時間。火曜日と日曜日のクラスがあります。

8月はお休み。今年度の生徒募集は9月までです。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。