2016.2.10

『天国のママへ・・・。』 原田治子 Story 番外編

ママが章子のそばからいなくなって、半年以上がたちます。

小さなころから…いいえ、生まれたときから、

ママを喜ばすことだけを考えてきた章子にとっては、毎日が本当に辛く、耐え難いものでした。

でも生徒さんたちがみんなで支えてくださって、何とか今日まで生きてきました。

ずっとママさえいれば満足で、人間関係を大切にしてこなかったわたしなのに、

こんなに良くしていただけるなんて…。反省するとともにとても有難く思います。




日曜日と火曜日は代替わりして初めての『食卓の美学セミナー』でした。

生徒さん入ってくださるかしら?

ひとりでちゃんとレッスンできるかしら?

どんなお洋服着たらいいのかしら?

ママみたいな素敵な先生じゃなくて、がっかりさせてしまうのではないかしら?





何週間も不安と心配でいっぱいだったのに、

もうね、そんな心配が可笑しくなってしまうくらい心の綺麗な生徒さんたちでね、

何の心配もいらなかったの。

たった2時間一緒に過ごしただけなのに、家族のように思えてね、

お帰ししたくないぐらいに感じたの。

レッスンもね、一行ごとにママの声が聞こえてその通りに言えたのよ。

一緒にレッスンしてくれたんだと思う。有難う!

 

ママと章子の大好きなお花、すみれのコーディネートをお見せしたのよ。

お喜びいただいたと思います。





いつも言ってたね、『お客様は神様がお連れ下さるもの。』

本当にそう。生徒さんお一人お一人が、今のわたしとこれからのわたしに必要なことを、

教えてくださるためにいらっしゃったんだと思います。

授業料いただいといて、生徒さんから教えてもらおうなんて虫がいいかしら?

でももちろんわたしも、生徒さんたちをお喜ばせするため、ご満足させるために、

精いっぱい頑張ろうと思っています。





ママがいなくなって、火の消えたようなおうちだけど、

生徒さんやお客様がいらっしゃったら、前と同じくらい、輝くの。

ママの作ったおうちだから、ママに似て人を迎えることが好きなのね。

だからいつも綺麗にして、いつでもお客様をお迎え出来るようにしていくつもりです。





章子にとってママは、母だけど師匠で上司で、姉でもあり親友でもあり、

時には妹で娘でもありました。

これからは生徒さんが師匠で上司で、母で姉で親友で、妹で娘なのだと思います。

 

いろいろ心配かけてごめんね。今はまだつらいけれど、いつかママのそばに行ったとき、

『よく頑張ったね、章子!』って言ってもらえるように、

できるところまで頑張っていこうと思っています。その時を楽しみに。

 

大好きなママへ。                                 章子





(生徒様全員の写真のせられなくてごめんなさい。写真撮り忘れました。

3月よろしくお願いいたします。)

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。