2016.1.12

『本物を見る目を養うとは?』 エレアカ 1月のテーブルコーディネート

インテリアに引き続き、テーブルコーディネートも変えました。

一月後半のお客様はこちらのコーディネートでお迎えいたします。





テーブルクロスは、紫。かなり濃い紫色でモアレ(木目)の織が入っています。

赤と青を合わせることで出来るだけあって、紫は少し複雑な色。

高貴さや優雅さを表すと同時に、孤独や妖艶さ、死のイメージも持ちます。

 

そんな紫を少しソフトにするために、テーブルマットはローラアシュレイのレース。

メインの食器はオールドノリタケ『すみれ』です。

「えっ?オールドノリタケ、使いますか?」とのお声が聞こえてきそうですが、

使ってこそ食器ですから。





組み合わせたのは、大倉陶苑の『メイ・グリーン』母の結婚のお祝いに、

“奥村の叔母様”から頂戴したもの。良く合いますね。

カトラリーは、イギリス製アンティークで、柄の部分はマザーパール(白蝶貝)。

シルバーの部分の細工も大変繊細で美しいものです。

 

センターピースはスポードのスープチューリンに、バンジーやヒヤシンスを寄せ植えしたもの。

こちら、センターの球根花だけ変えながら、4月までずっと楽しめます。

その様子こちらのブログでもお見せいたしますね。お楽しみに!





ナフキンはフレッシュさを加えるために黄緑をセレクト。『コックス・コーム』にたたんでいます。

えっ?『コックス・コーム』まだお教えしていない?わかりました。

近いうちにお教えしましょう!





エレアカでは、アンティークも古伊万里もオールドノリタケも、マイセンもバカラも、

すべてもてなしに使います。使える芸術品ってなかなかないでしょう?

なぜ使うのかといえば、お客様に喜んでいただきたいからというのはもちろんですが、

皆様に本物を見る目を養っていただきたいから。(ちよっとおこがましいですが…)

 

今はよく似た模造品が何分の一の値段で買える時代。でもやはり本物は違うと思うのです。

試行錯誤の末に生まれた素地、美しい造形、繊細な絵付け、その奇跡的な組み合わせが、

多くの人の感動を呼び、名品と呼ばれるようになる・・・。

出来上がりを見て、人気があるから真似たものとは品格が違うと思うのです。

 

人の価値観に合わせるのではなく、ご自分が本当に『良い』と思えるものを、

時間がかかっても、いつか手に入れる。それが本当の豊かさではないでしょうか?



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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。