2016.1.16

『生命のかけがえのなさ』を教えてくれるお友達。~ フラワーアレンジ教室 ~

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昨日つくったヒヤシンスのアレンジメントを、午前中の時間帯に写真に撮ってみました。



朝日を纏うと格別に輝きます。

 

お花を生ける前や途中、生けた直後はいつも自信がなくて、

「う~ん。これでいいかな?綺麗かな?バランス悪くないかな?」という感じ。

でもお夕飯の支度も、お片付けも、ブログもあるので、そのまま寝て、

翌朝ドキドキしながら、前日生けたお花に逢いに行くと・・・

「あら、まあキレイ」

夜の間に妖精が、生けかえてくれたのかしら?と思うほど!

もちろんそんなことはないのでしょうけれど、一晩で見違えるほど綺麗になるのも、

ここまでの『お花の旅』を思えば当然かもしれません。





ご機嫌よく咲いていたところを切られ、縛られ、箱に入れて、輸送され。さらに

(市場で)売られ買われて、お店に並べられ、さらに買われて、我が家にやってきたのです

生けた直後は疲れていても無理はありません…。

一晩、静かに寝て、お水をたくさん飲んで、朝日を浴びれば、「うん、大丈夫。」

 

母がいつも、申しておりました。

「もし、お花のお母さんがいたら、自分の子供がちゃんと食べているかとても心配なはず。

『ああ、いいところに行って良かった。』と思うように、

生けた後も、毎日きちんとお水をあげてね。」

 

大変な思いをしてやってきてくれたお花たち、できだけ綺麗に、

できるだけ長生きさせてあげたいです。

そして多くの人たちに見ていただいて、たくさん「綺麗ね、素敵ね。」と言われたら、

「ああ、生まれてきて良かった。」と思うのではないかしら?

 

お花はとても優しい存在。私たちの隣で黙って微笑み、一緒に泣いて、なぐさめ、励まし、

最後に命をまるごとくれて、枯れていきます。処分するときは心が痛みます・・・。

造花やプリザーブドは枯れないけれど、

“命のかけがえのなさ”を教えてくれる生のお花が、わたしは一番好きです。



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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。