九州地方、昨夜大きな地震におそわれ、まだ余震が続いております。
わたくしの住む福岡は被害が少なかったものの、
震源地熊本には何人もの生徒様や卒業生がお暮しです。
どうかみなさんお怪我などありませんようにと、ドキドキしながら祈るばかりです…。
そんな中でもお教室の準備はせねばなりません。来週の
『Cooking & Sweets』のためにテーブルコーディネートを少しだけチェンジしました。
ケーキ皿とティーカップ&ソーサーは『ルドウィズブルグ』ですが、
下にしいたディナー皿を『フィッツ&フロイド』のピンクにチェンジ!
サーモン寄りのはっきりしたピンクなので甘くなりすぎませんね。
テーブルクロスと食器の色柄をシンクロさせています。
キャンドルとキャンドルスタンドの水色は、
クロス中央にガーランドと水玉の刺繍がありますので、そちらのお色からとっています。
実はこちらに使用している『ルドウィズブルグ』の食器、地震ゆかりのお品。
母と神戸を訪れ、立ち寄ったヨーロッパインテリアのお店で、こちらのティーセットに遭遇。
大変心惹かれましたが結構なお値段だったため、その時は購入を見送り、
けれどもやはり忘れることが出来ず、一週間後に注文し、我が家に届いた2~3日後に、
阪神淡路震災が…。そちらのお店も大きな被害をお受けになり、
うちに届いたもの以外すべてが割れてしまったのだそうでした。本来でしたら、
その食器たちも時をおかず見染められて、よい家庭で大切にされたでしょうに…。
まるで我が家に避難しに来たかのようなこの食器たち。
明日は何が起こるか分からないのだから、
一日一日を大事にしなければ…ということをわたくしに想い起させてくれるのです。
『Cooking & Sweets』のお題『苺のシャルロット』をカットして、
テーブルに置いてみました。
お皿ととても良く合いますね。
このようにお出しものやお客様によってテーブルコーディネートも変化させることがあります。
ベリーを手前に添えていますが、イチゴのピューレを作って周りにかけたらどうかしら?
生徒様、当日はさらに完成度を上げてお教えしますね。
お料理とお菓子を交互にお教えしています。
実習の後は美しくコーディネートされたテーブルで
ランチorティータイムをゆっくりお楽しみください。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。