2016.4.15

『苺のシャルロット』のため テーブルコーディネートをマイナーチェンジ!

九州地方、昨夜大きな地震におそわれ、まだ余震が続いております。

わたくしの住む福岡は被害が少なかったものの、

震源地熊本には何人もの生徒様や卒業生がお暮しです。

どうかみなさんお怪我などありませんようにと、ドキドキしながら祈るばかりです…。

 

そんな中でもお教室の準備はせねばなりません。来週の

『Cooking & Sweets』のためにテーブルコーディネートを少しだけチェンジしました。





ケーキ皿とティーカップ&ソーサーは『ルドウィズブルグ』ですが、

下にしいたディナー皿を『フィッツ&フロイド』のピンクにチェンジ!

サーモン寄りのはっきりしたピンクなので甘くなりすぎませんね。





テーブルクロスと食器の色柄をシンクロさせています。

キャンドルとキャンドルスタンドの水色は、

クロス中央にガーランドと水玉の刺繍がありますので、そちらのお色からとっています。

 

実はこちらに使用している『ルドウィズブルグ』の食器、地震ゆかりのお品。

母と神戸を訪れ、立ち寄ったヨーロッパインテリアのお店で、こちらのティーセットに遭遇。

大変心惹かれましたが結構なお値段だったため、その時は購入を見送り、

けれどもやはり忘れることが出来ず、一週間後に注文し、我が家に届いた2~3日後に、

阪神淡路震災が…。そちらのお店も大きな被害をお受けになり、

うちに届いたもの以外すべてが割れてしまったのだそうでした。本来でしたら、

その食器たちも時をおかず見染められて、よい家庭で大切にされたでしょうに…。

 

まるで我が家に避難しに来たかのようなこの食器たち。

明日は何が起こるか分からないのだから、

一日一日を大事にしなければ…ということをわたくしに想い起させてくれるのです。

 

『Cooking & Sweets』のお題『苺のシャルロット』をカットして、

テーブルに置いてみました。





お皿ととても良く合いますね。
このようにお出しものやお客様によってテーブルコーディネートも変化させることがあります。

 

ベリーを手前に添えていますが、イチゴのピューレを作って周りにかけたらどうかしら?

生徒様、当日はさらに完成度を上げてお教えしますね。

 

お料理とお菓子を交互にお教えしています。

実習の後は美しくコーディネートされたテーブルで

ランチorティータイムをゆっくりお楽しみください。



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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。