2016.6.30

『 2015年夏…母の自宅葬と偲ぶ会 』 原田治子Story 番外編

6月も終わりですね。明日は母、原田治子の一周忌のミサの日です。

場所は福岡市南区の『高宮カトリック教会』。

母と父が結婚式を挙げ、わたくしと父が洗礼を受けた教会です。

お葬式なんて、ずっと先と思っていたのにね…。もう一年が過ぎました。

 

実はお葬式は南区の自宅に神父様にお越しいただいて、

お家でミサをあげていただきました。

母が以前より、『平穏にお暮しの方々を突然かき集めるようなお葬式はしたくない。』

申しておりましたのと、

『昔は結婚式もお葬式も、主婦がすべて取り仕切って自宅でしたものなのよ。』

レッスンでもよく申しておりましたのを思い出したのです。

幸い家族に反対意見も出ず、葬儀社にも、教会にもご協力いただけて、

自宅葬ということになりました。





高宮教会の現主任神父様はジョンソン神父様。

インドからいらっしゃいましたが、日本語はご堪能でいらっしゃいます。

母はインドに旅行に行ったことがあり、とても身近に感じておりましたので、

喜んだと思います。





ミサ後の会食も、神父様にもご参加いただいて自宅でいたしました。

急でしたので大した準備はできませんでしたが、母の好きだったお料理を並べて

インドのお話しを聞きながら、みんなでお食事しました。

会食大好きな母も、絶対参加しておしゃべりしたり、お食事したりしていたと思います。





毎日のようにお花頂戴しました。母の好きな白いお花、喜んだと思います。

 

7月の一ヶ月間は母のお友達やお世話になった方々、お教室の卒業生に

母のことを偲んでいただく場を自宅にもうけました。毎日午後1時~5時まででしたが、

お電話で予約をいれていただくようにいたしましたので、たまにポンと休日があり、

何とか一ヶ月を乗り切ることが出来ました。

 

葬儀に呼ばれなかったことを淋しくお思いになる方もいらっしゃるかしら?と思い、

計画したのですが、わたくしにとっても悲しみをたくさん話すことが出来、

わたくしの知らない母を知ることが出来て、とても意義深い恵みの時間となりました。





お手紙やお供え物、お花がどんどん増えて…。とても愛された人でした。

 

この間は不思議なことが毎日のようにありました。

私が良く存じ上げない方がいらっしゃる時は、共通の知り合いが同じ時間にいらっしゃったり、

ずっと降り続いていた雨が、お参りの方がいらっしゃるときだけ、止んだり。

お茶菓子が切れた時、ピッタリの差し入れ(お供えかな?)をいただいたこともありました。

たびたび、『ママったら、気が利くんだから…ありがとう!』とひとりで笑ったものです。

 

8月はお礼状書き。

お香典は全額『WFP国連世界食糧計画』に寄付いたしましたので、そのご報告と

お参りくださった方、お手紙をくださった方、お一人お一人に感謝の気持ちをつづりました。

母のように字が上手ではないので、恥ずかしかったのですが、

パソコンというわけにもいかず、毎日毎日万年筆をにぎりました。

すると、だんだんと少し、ほんの少しなのですが字がマシ…になってきたのです。

そういえば母も『同窓会のお手伝いをする中で、

たくさんたくさんお手紙や宛名を書いているうちに字が上手にになったのよ。』

と申しておりました。





先ほど花匠さんより届いたお花。母の生徒様からのプレゼント。有難うございます。

 

そのように過ごした2015年7月8月…。9月には少しずつですがお教室を再開。

…生徒様がわたくしを心配してレッスンの予約を入れてくださるのです。

皆様、心配かけてごめんなさい。有難うございます。

 

あれから随分長い時が過ぎたような、まだぜんぜん時が経たないような不思議な気持ち…。

もうだめ…と思ったり、まだ頑張る!と思ったり。

でも、母だって祖母を亡くした時や、私が留学していたとき、

何倍もの生徒を抱えひとりで頑張ってお教室していたころがあったのです。

一年で放り出してしまうのは、あまりに弱虫すぎるって母に怒られますよね。

 

さあ、明日はミサの後、ブッフェパーティーです。

たくさん写真撮りますので、エレアカBLOG読者の皆様も楽しみにしててくださいね!

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。