主婦にとって一年で最も忙しい時、年末。
皆様、お疲れ様です…。
“料理より先に、まずテーブルコーディネート”がエレアカ流ですが、
食卓は出来たので、今日はポツポツとお節づくりしています。
田作り、こぶ締め、きんとん、松風焼き…簡単なものだけね。
あ、母の好きなおなますも作らなきゃ!
本日はお約束どおり、昨日お目にかけたテーブルコーディネートの詳しい説明をさせていただきますね。
1月は『食卓の美学セミナー』がお休みなので、その代わりと思っていただけましたら幸いです。
『初春を寿ぐ 元旦の食卓』。家族4人分のテーブルコーディネートです。
1stカラーはテーブルクロスの青磁色。2ndカラーは漆器の黒。
3rdカラーとして、箸や茶托の朱赤を持ってきて、華やかさを添えています。
お湯呑は有田焼、『其泉(きせん)窯』。お祝いの席にふさわしい、大変細かい美しい絵付け。
メインの食器は有田焼『天狗谷窯』の萌黄金襴蓋向付。
かなり大き目のサイズですのでお正月の具たくさんのお雑煮を入れるのにピッタリ。
萌黄色+金もお正月らしい華やかさがあります。
受け皿にした白磁のお皿はロイヤルコペンハーゲンのホワイトファン。
和食器は本来食器を重ねることはしませんが、そこをあえてすると洋の要素が加わり、モダンになります。
お雑煮を頂いた後、お重箱に入れたお節料理の取り皿に使用します。
ナフキンは、ちりめんの小風呂敷を翼に畳んで柔らかさを出しています。
鶴のお皿は有田焼『啓祥窯』。
柴田コレクションにもある古典の復刻。
外が朱、内部が金彩のおちょこ型の器は『深川製磁』。
良いですね、こういったお皿があると華やぎます。
有田焼『柿右衛門窯』の小皿には数の子を。色使いと梅の形がお正月らしい。
小皿であってもこの風格、この存在感…素晴らしいです。
唯一の洋食器はこちらのリキュールグラス。お屠蘇を入れようと思います。
ボール部分のカット、ステムの境目のホットワーク、…なんとはなしに和風な感じがしませんか?
残念ながらブランドは不明。
右下の市松模様の漆のお菓子器はアンティーク。
練り切りとお干菓子などを松葉と共にもりつけると素敵そう。
今回はおしぼりを置こうかと…怒られるかな?
来年5月には、有田焼きのゆかりの地や窯元をめぐる有田研修ツアーが出来たらいいな…と思っております。。
今回使用しております有田焼の器すべて、お求めいただけるように
各所にお連れいたしますので是非ご参加ご検討くださいませ。
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エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。