テーブルコーディネート教室で、良く聞きますのは、
「どうしたら、先生のところみたいに綺麗にテーブルクロスがかけれるのですか?」
「テーブルクロスがずれると、料理がこぼれたりするのでかけたくない。」
とのお声。もったいない・・・ですね。
もてなしの印象を大きく左右するのが、実はココなのに・・。
そこでエレアカ流『一人でできるテーブルクロスのかけ方』を大公開!
用意するもの・・・テーブル、アンダークロス、テーブルクロス、アイロン
①あらかじめ、アンダークロス、テーブルクロスを中表の四つ折りにしておきます。
②テーブルの中心に四つ折りにしたアンダークロスの山折角を合わせるように置きます。
③山折角がテーブル中心からずれないように気を付けながら、
四つ折りのアンダークロスを一回開いて、二つ折りにします。
④さらに開くと、アンダークロスをきちんとかけることができました。
⑤アンダークロスを四つ折りにした時についた十時のたたみジワの中心に、
テーブルクロスの山折角を合わせておきます。
⑥ずれないように気を付けながら、テーブルクロスを一回開いて、二つ折りにします。
⑦さらに開いて、テーブルクロスをまっすぐにかけることができました。
⑧中心がずれないように気を付けながら、たたみジワを手でのばします。
⑨上からアイロンをかけます。温度はテーブルクロスの素材に合わせてください。
初めに側面を一辺ずつテーブルの上に上げてアイロンをかけ、
最後にテーブルの上部分をかけます。これで出来上がり。
いかがでしたか?テーブルクロスを広げてから、こちらを引っ張り、あちらを引っ張りするより
ずっと綺麗にかけられたのではないでしょうか?
完璧で、しかもずれない!でも少し面倒ですね?時間も30分以上かかります。
けれども、食器やグラス、料理を並べてからズレに気づいても、直すのは危険ですし、
ずれ落ちて、床やテーブルクロスが汚れたり、食器が割れたりすれば、もっと面倒です。
アンダークロスはテーブルとテーブルクロスの間に敷くテーブルクロスの下着。綿のネル素材などが良いでしょう。
テーブルクロスがずれないようにするほか、食器の音を吸収、ワインなどをこぼした時、
テーブルクロスと共に水分を吸収して、お客様のお召し物を守ります。
さらに、振動によって食器やグラスやお料理がテーブルから落ちることを防ぎます。
例えば地震の時、陶磁器やガラスの破片が散らばり、お料理やワインがこぼれた床では、
退避行動も取りづらいですから、重要なポイントですよね。
シワ、ズレのない清潔なテーブルクロスは、それだけで『御馳走の一つ』。
あなたがきちんとした性格で、綺麗好きであることを知ってもらえるだけでなく、
相手に『自分は大切にされている』ということを、実感していただけます。
お料理を一品減らしてでも、綺麗なテーブルクロスをキレイにかけましょう。
あなたの株が絶対上がります。
テーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』では、
6月に『リネンの知識』として、テーブルリネンの素材や種類についてお話しさせていただくほか、
テーブルクロスのかけ方、ナフキンのたたみ方もお学びいただけます。
2月開講。只今、生徒募集中です。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。