2017.3.21

もてなされる側のマナー「お土産、会話、お手伝い…」

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3月の『おもてなし教室』はもてなされる側の心遣いがテーマでした。

本日は、お土産ともてなしの席でのマナー、話題についてお話ししたいと思います。




お土産の選択と渡し方

 

敬意のある服装でお出かけになれば十分で、基本お土産は必要ありませんが、

一般的に良いとされるお土産は、チョコレート、花、ワインです。

お茶時間のお招きの場合はワインは持って行きません。

チョコレートはもちろん和菓子などでも良く、相手の好みを考えて選びます。

お花は、どんなに慣れたホステスでももてなしの時は大変忙しいのものですから、

包装を外して、花瓶に水を入れて…などの手間がない、

アレンジメントが思いやりのある選択です。





差し上げるタイミングは、お家に上がらせていただいてすぐにお渡ししましょう。

紙袋はたたんで持ち帰るようなそぶりをすると、

ホステスが「こちらでお預かりしましょうか?」と声をかけますので、

「処分していただけますか?」といって処分をお願いします。

 

「○○の▽です。」と中身を伝えると親切。

食べ物でしたら、「お口に合えばよろしいのですが…」

お品物でしたら「お好みに合えば良いのですが…」と添えれば感じが良いと思います。

手作りの品を持参するときは、プラスティック容器では雑な印象ですので、

箱か瓶に入れて、過剰にならない程度にラッピングをして。





好まれる客であるために

 

ホステスがスムーズにもてなせるように心を配ります。

例えば「どうぞこちらへ。」と言われれば、速やかに移動する。

「どうぞおかけください。」と言われればくずぐずせずに座ります。

 

お手伝いのし過ぎは失礼にあたる場合もあります。

親戚関係やお互いの家にお泊りしあうような関係でない限り、

食べ終わったお皿を下げようとしてホステスに手渡したり、

キッチンにまで運んでいくようなことは慎みましょう。





通された以外の部屋を覗いたり、引き出しや戸棚を開けたりはもちろんマナー違反。

もしホステスの小さな手落ちを見つけても、気づかなかった振りをしましょう。




もてなしの席での会話

 

客が複数いる場合は、話のひとりじめは慎むこと

ホステスから話を振られたら、5分ぐらいでまとめます。

もっともよくないのは人の話を横取りすること

例えば「先日劇団四季の○○に行って…」とある人がお話ししているのに、

「私がブロードウェーで見たとき…」と言われたら、立つ瀬がなくなります。

人の話を丁寧に聞くこと、これはレディーの務めです。

 

また客同士で話に夢中になって、ホステスのテーブルコーディネートや

インテリア、料理の腕を褒めることを忘れることがないように

タイミングよく、的確に褒めることを心がけましょう。

 

また自分が褒められた時も、「とんでもない!」と否定せずに、

「恐れ入ります。有難うございます。」と受け取る方が謙遜な態度です。

「○○さんが教えてくださったおかげです。」などとホステスへの感謝を表すと

より一層愛される客となるでしょう。





「一番にあの人にお越しいただきたい…!」と思われるような

素敵なお客様になってくださいね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。