2016.3.3

“もてなしのしつらえで大切なことは?”エレアカ3月のインテリア

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今日は良い日和に恵まれましたね。体がのびのびして働きやすく助かりました。

庭の紅梅も満開です。

 

さて、エレアカは引き続きインテリアの衣替え中。

皆様もお引越しや模様替えでお部屋のしつらえについて検討なさる機会も多いはず。

エレアカ3月のインテリアをお目にかけますので、ヒントにしていただければ幸いです。

 

まず、玄関入りまして左、シューズ・ボックスの上はこのように↓。





インテリア用の大型のお扇子の両脇に、日本水仙の白を生けています。

水仙の足元にはうす緑の紫陽花を。黒の木板で引き締めます。

 

ミニチュアの桜の絵柄の花瓶は、母が高校生の時に鹿児島で購入した薩摩焼です。

同じく桜を描いたハマグリの貝小皿と良く合っていますね。

昨日お見せした玄関正面のお花は”お迎え花”として生けましたが、

こちらは“お見送り花”として生けています。

 

ダイニングのしつらえは昨日お見せしましたが、部屋全体をお目にかけますとこのように↓。





テーブルコーディネートは未完。後日、仕上げにナフキンとセンターピースのお花を飾ります。

こちらのお部屋では、お客様や生徒様にお茶やお食事をお出しします。

それから、リビングはこちら↓。





ソファーとローチェアーのクッションを、白黒ストライプと白にゴールドのタッセルから

春らしく桜色と若草色のストライプに。こちらのお部屋は、お仕事の打ち合わせやお客様との面会、

食卓の美学セミナーやおもてなし教室の講義にも使用します。





ソファーは『ローラアシュレイ』。母のお気に入りでした。

背景のお花は玄関のお迎え花と同じ花材です。

 

大切なのは統一感。もてなしのテーマに合わせて、

使用する色、花材、お出しもの、女主人の服装…すべてが調和するように選びます。

今回ですと、テーマは『桜』。カラーコーディネートは『桜色と若草色』。

フレッシュさと優しさを表現しているつもりです。

取捨選択はなかなか難しいですが、”こちらはプリティーに、そちらはモダンに…”では

騒がしいだけで落ち着きませんよね。

お客様が門をおくぐりになってから、お出になるまで、

一曲の交響曲をお聞きいただくつもりで調えます。

 

皆様も、オーケストラ指揮者になったつもりで、素敵なお部屋を調えてくださいね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。