2016.4.16

インテリアにライラックを飾って…。『パリの花売りの想い出』

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九州地方大変なことになっています!

地震の震源が熊本から大分、日向灘まで広がって、一体わたくしたちどうなるのでしょう…?

でも熊本の生徒様、卒業生様のご無事は確認でき、一安心。

でも余震が続きます。皆様十分気を付けてお過ごしください。

 

さて、来週のお料理教室のため、インテリアのお花をチェンジしました。





ライラック。

夜から雨の予報でしたので、雨で傷んでしまう前にお庭から採りました。

家中ライラックの香りに満ちています。この季節だけの贅沢。

 

宝塚の名曲『すみれの花咲く頃』の原曲はフランスのシャンソンで

曲名を『リラの咲く頃』といいます。リラはライラックのこと。

確かにふわふわした高揚感を感じさせるメロディーラインは

スミレの咲く寒い季節よりは、今の季節にぴったりです。





↑ピアノの上にもライラックを。ベネチアングラスのミラーに映えますね。

 

パリの街角ではチェックのシャツにハンチング帽といった服装のおじ様方が、

2月には水仙や3月にはミモザ、そして4月にはライラックを野山から切り出して、

売っています。通りかがりのパリマダムが自宅サロンに飾るために、次々に買っていきます。

 

おそらく失業中の彼らですが、黙って職業安定所に毎日通うなんてことはしません。

いえ、たまには行くかもしれないけれど、基本、仕事は自分で作るのがパリジャン。

花売りだけでなく、郵便局やデパートの前で勝手にドアマンをする。

壊れた他人の垣根を修理して、ニコニコして『修理しましたよ。』という…。

もちろん依頼された仕事ではないので、必ずお金になるわけではありません。

でも収入になるかならないかを超えて、人から喜ばれることをする、

これが彼らにとっての『お仕事』!それにプライドを持っているし、

周りの人もそんな彼らを誰も軽蔑したりせず、『おはよう』などの挨拶と『有難う』は必ず。

中には談笑していく人も…。

初めこそ戸惑いましたが、わたくしもだんだん親しみを、そのうち尊敬の念すら

感じるようになり、今は彼らのように生きたいとさえ思うのです。

 

さて、ライラックをセンターピースにティーテーブルも作りました。





テーブルクロスはなしで、ローラアシュレイのレースのテーブルマットを敷いて。

ケーキ皿の下のディナー皿は大倉陶園、ケーキ皿とカップ&ソーサーはマイセンです。

お教室ではイチゴのシャルロットは大倉陶園『メイ・グリーン』に盛り付ける予定です。

きっとよく映えるでことしょう。



お料理とお菓子を交互にお教えしています。

実習の後は、美しくしつらえられたテーブルで、

ティーorランチタイムをゆっくりお楽しみください。



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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。