朝からかなり強い雨風…被災地が心配です。
余震もまだありますし、被害が拡大しなければいいのですが…。
明日からのゴールデンウィーク、観光客のキャンセルの相次ぐ九州ですが、
ボランティアとしての来訪は全国からぞくぞくある模様。
時間や力を人助けに使う…東日本震災以降、そんな余暇の過ごし方が定着してきた気がします。
辛く悲しい出来事も、未来の良いことの種になるとしたら、意味があると思えるかしら…。
さて、お出かけはおっくう、庭仕事もできない雨の日…、
こういう時には、お家をキレイにしたり、お菓子を作ったりするのが原田家の通例。
でも今はそれにもう一つ、加わりました。そう、フランス刺繍!
丁度、制作したい図案があって、糸もそろえたところですし、さっそく、図案を写しましょう。
既成の無地のトートバッグに5月花、スズランの図案。
麻のトートバッグはA4が入るサイズ。
図案を写すのはピーシングペーパーを使用することが多いのですが、
今回は手芸用コピーペーパーで写しました。
↑使用予定の糸。もう少し増えるかも…。
糸はフランスのDMCを使用。少しスモーキーな、くすんだお色が、さすがParis。
25番10本と5番3本、すべて使いやすい長さにカットして、
三つ組みにして使用しています。
2時間でここまで、続きは明日。ステッチを考えたり、やり直したりしたので
あまり進みませんでした。
スズランの花びらのステッチ…どうしようかしら?
お家にある、スズランの刺繍を参考にしてみることにします。
スズランの刺繍の色々…。どれだけ好きなのよっ!と突っ込まれそうですが、これでも一部。
なぜか集まってしまって…。スズランって刺繍にしたくなる素材なのかも。
一点一点お見せしますね。
↑こちらはパリのホテル・クリオンで購入のカクテルナフキン。
アウトラインステッチ、サテンステッチで刺してあります。プロのお仕事は綺麗ですね。
↑こちらはフランスのビンテージ品、麻のテーブルクロスとナフキンのセットを日本で購入。
フランス刺繍は麻素材にするのが最も上品で映えます。
こちらもステッチはアウトラインとサテンだけで。
↑こちらは生徒様が母にプレゼントしてくださったもの。お母様の手作りだそう!
原田治子のイニシャルHにスズランを添えて。アウトラインとサテンで。
↑こちらもプレゼントの手作りの巾着ポーチ。すべて5番糸使用。
アウトラインとロング&ショートで。
う~ん。そうですね。
スズランの花びらは2色使いのサテンか、ロング&ショートのどちらかにしようかな?
刺しましたら、またお目にかけますね。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。