2017.5.11

ゲストの好みに合わせてカラーコーディネートに変化を。~テーブルコーディネート教室~

陽射しの強い一日でしたね。気温も30度に届かんばかり。

今日は珍しく一日お家に居ることが出来ました。

どこにも行かず、お洗濯、お掃除、料理、お片付け、そして庭仕事…

こんな過ごし方が私にとって最良の休日の過ごし方です。

 

さて今月のテーブルコーディネート教室『食卓の美学セミナー』

色彩学がテーマ。

「色が私たちの心理にどのような影響を与えるか」からお話ししました。

もちろん心理的なことだけでなく、

テーブルコーディネートにおいても色彩というのはイメージを伝える大きな要素。

例えば昨日お目にかけた端午の節句をイメージしたテーブルコーディネート↓。





一番大きな面積を占める色、ファーストカラーはテーブルクロスの群青色。

セカンドカラーは長角盆の黒

サードカラーはナフキンの黄緑です。

 

テーブルコーディネートはこのように3色以内でカラーコーディネートすると

知的で印象的な食卓を作ることが出来ます。

さてこちらの色彩をすこし変えてみますね。





黒の長角盆をゴールドのオーバル型のマットに変え、

ナフキンは赤紫に。お箸も朱色に変えました。

他の食器は変えていませんが、ガラッと印象が変わりました。

大人の女性にぴったりな、艶やかな感じ





今度はテーブルマットを白の透明感のある素材に変えました。

ナフキンはライトグレー。

お箸はブラック×シルバーのコンビに

爽やかで若向きになりましたね。





↑こちらが同じアングルから撮った元のテーブルコーディネート。

ファーストカラー(テーブルクロス)は同じでも、

セカンドカラー(お盆orテーブルマット)やサードカラー(ナフキン)を変えると

随分印象が変わると思います。

 

同じ季節、おなじお料理でおもてなしするとしても、

ゲストの性別や年齢や好みなどによって、少し変化をつけてみてはいかがでしょうか?

ゲストにお喜びいただけますし、何よりもてなしが楽しくなりますよ。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。