2016.12.22

サンタクロースの起源とは 聖ニコラオ神父様のお話し クリスマス物語④

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雨模様の一日。でも湿度が高いので暖かかったですね。

今日はお料理ストックに励みました。

 

おでん3食分、ポトフ4食分、ハンバーク2食分。

ポトフは鶏肉、豚肉、牛肉の三種のお肉を入れてつくり、

ホワイトシチューにするときは鶏肉、シチューまたはカレーにするときは牛肉というように使い分けます。

ハンバークもトマトソースとデミグラスソースの二種のソースで出せるように用意しています。

 

これでゆっくり庭仕事や大掃除ができるぞ!自分に自分でプレゼント♡

 

さて本日はクリスマスの主役?サンタクロースについて、お話ししたいと思います。

皆様はサンタクロース何人とお思いになりますか?

ノルウェーまたはフィンランド人だと思っていらっしゃるのではないでしょうか?

実は意外にもトルコにその起源があるのです。





3世紀ごろのトルコのミラという街に、ニコラオ神父という司祭様がいらっしゃいました。

ニコラオ神父はとても徳が高い一方、大変シャイな方でしたので、

弱者や困った人を助ける時はいつも他人に知られないように行うのが常でした。

 

ある時、かつては富豪でしたが破産したため、娘を売りに出さなくてはならなくなり、

悲しみに暮れている家の前を通りかかったニコラオ神父は、なんとかしてあげたくなり、

夜中にそっと屋根に上り、煙突からお金の入った袋を煙突から落としました。

それがたまたま暖炉の前に干してあった靴下の中に入り、

翌朝靴下を履こうとしてお金の袋を見つけた父親は、

『このようなことをなさるのはニコラオ神父様に違いない!』

と街中に歓びを告げ回ったということです。

 

ニコラオ神父様はその後も貧しい人、弱い立場の人のために尽くし、

のちに司教、さらに大司教に任じられ、死後は聖人に列せられました。

聖・ニコラオ=サンタ・ニコラウス(ラテン語)が次第に変化し”サンタ・クロース”と呼ばれるようにました。

サンタクロース赤い衣装は、司祭が着用する祭服からきていると言われます。

 

サンタクロースの起源いかがでしたでしょうか。

オランダではXmasとは別に、聖ニコラス祭を12月6日にとりおこない、プレゼント交換をするそうです。

プレゼントを2回ももらえるなんていいですね。

でもプレゼントをもらうばかりでなく、ニコラオ神父様にならい、

私たちも弱い立場の人、困っている人たちのために、

何か出来ると良いですね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。