2016.7.14

“シェルとシーグラスを使って、海辺をイメージ!” フラワーアレンジメント教室

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秋風のようなここちの良い風が吹く一日でした。

さわやかな空気を満喫なさいましたか?

 

熊本地震から今日で3か月。余震も減り、日常を取り戻しつつあるところもあれば、

まだまだ傷跡生生しい場所もあるようです。

熊本城や阿蘇大橋などが完全復興するまでには数年…いえ、十数年かかるかもしれません。

それでも失われた命は帰ってこない…辛いですね。

けれども新たに生まれる命、絆もあるはずです。

被災者の方々の”大切なものを失った悲しみ”に想いを馳せながら、

一人ひとり出来る事を続けてまいりましょう。

 

さて本日は先日のフラワーアレンジメント教室『おもてなしのテーブル花』

模様をリポートいたします。お題はコチラ↓、『海辺の想い出』





まず花器の下の部分に貝殻、シーグラス、アイルランドモスを入れていきます。

初めは大胆にジャラジャラと。その後、横から見ながらお箸で良い角度に調節。

お水には、腐りにくいように塩素系漂白剤を少々加えると良いでしょう。

(ひと夏そのままは無理と思います。一週間ごとに洗ってお水を変えてくださいね。)





花器の上の部分にセロファンをしいて、セロテープで花器に固定。

その上に吸水させたフローラルフォームの8つ角を落としてセットし、

防水テープで花器と固定。お花を刺していきます。

わたくしはいつもメインの花材から。本日ですと青のアジサイ

次に白のクルクマ





白のデンファレとコンパクターベリーを入れたら、

利休草で軽やかさと流れを、カヤで勢いを出します。





出来上がり。今日は簡単でしたね。出来たらそれぞれ自分の作品をデッサン。

写真だとどうしても平面に写ってしまいますが、

デッサンだと全体像を頭に焼き付けることが出来ます。





生徒様が作品をデッサンなさっている間に、私はティータイムの用意を。

先日の『Cooking & Sweets』のお題でした「チョコレート・バナナパイ」

グレープフルーツ・アイスティー





バナナパイにはキャラメルシロップかけてみました。ああ、カロリーが…!

ダイエットは明日からね!うん。

グレープフルーツ・アイスティーはお紅茶教室『紅茶の美学セミナー』でお教えしています。

毎年大好評。最高に美味しいですよ。





完成作品↑。三つ並べると迫力があります。

種類も量も同じ花材なのですが、生徒様作品は

私が作るものよりダイナミックと申しますか、大きくなる傾向が…。

次回は全体像をイメージして、コンパクトに形よく作ることを心がけてみてください。





お持ち帰り用の袋も毎回差し上げています。

お家に帰ったらお水をしっかり上げて、それから毎朝お水を上げてくださいね。

この季節でも一週間は楽しめると思いますよ。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。