秋風のようなここちの良い風が吹く一日でした。
さわやかな空気を満喫なさいましたか?
熊本地震から今日で3か月。余震も減り、日常を取り戻しつつあるところもあれば、
まだまだ傷跡生生しい場所もあるようです。
熊本城や阿蘇大橋などが完全復興するまでには数年…いえ、十数年かかるかもしれません。
それでも失われた命は帰ってこない…辛いですね。
けれども新たに生まれる命、絆もあるはずです。
被災者の方々の”大切なものを失った悲しみ”に想いを馳せながら、
一人ひとり出来る事を続けてまいりましょう。
さて本日は先日のフラワーアレンジメント教室『おもてなしのテーブル花』の
模様をリポートいたします。お題はコチラ↓、『海辺の想い出』。
まず花器の下の部分に貝殻、シーグラス、アイルランドモスを入れていきます。
初めは大胆にジャラジャラと。その後、横から見ながらお箸で良い角度に調節。
お水には、腐りにくいように塩素系漂白剤を少々加えると良いでしょう。
(ひと夏そのままは無理と思います。一週間ごとに洗ってお水を変えてくださいね。)
花器の上の部分にセロファンをしいて、セロテープで花器に固定。
その上に吸水させたフローラルフォームの8つ角を落としてセットし、
防水テープで花器と固定。お花を刺していきます。
わたくしはいつもメインの花材から。本日ですと青のアジサイ。
次に白のクルクマ。
白のデンファレとコンパクターベリーを入れたら、
利休草で軽やかさと流れを、カヤで勢いを出します。
出来上がり。今日は簡単でしたね。出来たらそれぞれ自分の作品をデッサン。
写真だとどうしても平面に写ってしまいますが、
デッサンだと全体像を頭に焼き付けることが出来ます。
生徒様が作品をデッサンなさっている間に、私はティータイムの用意を。
先日の『Cooking & Sweets』のお題でした「チョコレート・バナナパイ」と
グレープフルーツ・アイスティー。
バナナパイにはキャラメルシロップかけてみました。ああ、カロリーが…!
ダイエットは明日からね!うん。
グレープフルーツ・アイスティーはお紅茶教室『紅茶の美学セミナー』でお教えしています。
毎年大好評。最高に美味しいですよ。
完成作品↑。三つ並べると迫力があります。
種類も量も同じ花材なのですが、生徒様作品は
私が作るものよりダイナミックと申しますか、大きくなる傾向が…。
次回は全体像をイメージして、コンパクトに形よく作ることを心がけてみてください。
お持ち帰り用の袋も毎回差し上げています。
お家に帰ったらお水をしっかり上げて、それから毎朝お水を上げてくださいね。
この季節でも一週間は楽しめると思いますよ。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。