2016.10.28

ダイニングルームでお茶会を ニュージャパネスクの考え方『おもてなし教室』

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予報どおり雨になりましたね。それでも朝一番に、芝刈り後のさっぱりした庭を見に行きました。

やはり気持ちの良いものですね。

あとは植木屋さんに電話して剪定の日程を決めて、

それが終わったら、いよいよエレアカガーデンの植え替えです。

 

おもてなし教室の10月は『ニュー・ジャパネスクの考え方』をテーマに、洋間でのお茶会をご提案いたしております。

昨日は”茶の湯”の精神についてお話ししたので、本日はニュージャパネスク実践編を。




21世紀の茶の湯の楽しみ方

 

椅子に腰かけながらの茶会は『立礼式』と呼ばれます。

明治五年に開かれた第一回京都博覧会で、訪れた外国人をもてなすために、

裏千家十一世玄々斎宗室によって創出されたと言われています。



http://www.daisho-d.co.jp/item/2012/08/post-46.html

 

エレアカの茶会も立礼式。

立礼棚のかわりには西洋のワゴンを用い、炉の代わりには紅茶用のホット・ウォーターケトルを用います。





お客様は6人掛け、または4人掛けのダイニングテーブルに着いて、亭主(ホステス)の点前をご覧いただきます。

ダイニングテーブルには、あらかじめ丸盆にお茶碗、菓子器をセッティングして置きます。





母の茶会にはしばしば欧米出身の方がお友達を伴ってご参加くださったものです。

膝に問題を抱える方や高齢者の方にも立礼式は喜ばれ、

国際化、高齢化社会である現代日本にぴったりな茶会のあり方と言えるでしょう。

 

見立て使いのススメ

 

見立て使いとは、茶道用語で器などを本来の目的とは異なる使い方で用いること。

ワゴンを立礼棚として、ホットウォーター・ケトルを炉として用いるほか、

エレアカではいろいろな見立て使いのご提案をしています。





菓子器に西洋皿、お茶碗にカフェオレボールを用いたり、

西洋磁器のボンボニエールや小ぶりなシュガーポットを棗代わりにして、お茶を入れる、

ハイティースタンドの上段に生菓子、下段にお干菓子を盛るなど。

お箸の代わりにシルバーのトングを用いるのも、西洋の方にとっては使いやすいよう。

工夫次第でいろいろ出来ますね。

 

見立て使いをする際気を付けていただきたいことは、素材や細工の良い物を用いるということ。

決しておまけやポイントを集めてもらうような品を代用にしないでください。

工夫を愉しんで…ではなく、仕方ないから…という感じがしてしまいます。

 

洋間でお茶会をひらくなら、お部屋のしつらえも一工夫ほしいところ。

例えば窓には白の光透けるカーテンをかけると、障子からの明かりに似た雰囲気になりますし、

キャンドルホルダーに和紙を巻くと、ぼんぼりのような感じになります。





洋間でお茶会のご提案、いかがでしたでしょうか。

炉がなくても、畳の部屋がなくても、工夫次第でいくらでも

素敵なお茶会が出来ることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

ティータイムにケーキと紅茶を楽しむように、

この秋は和菓子を用意してお茶を点ててみてはいかがでしょうか?

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。