2016.3.24

“テーマは桜”。和のもてなし料理を召し上がれ!

陽射しは暖かいものの、風の強い一日でしたね。色々なものが飛んできてびっくりします。

皆様お怪我など、ありませんでしたでしょうか?

 

昨日に引き続き、レシピづくりのために桜をテーマにしたお料理、試作しました。

まず、『帆立貝と竹の子の温前菜』




数年前、銀座の吉兆で頂戴し、帰宅後すぐに作って、我が家のメニューに加わりました。

焼き帆立、茹で竹の子を、温かいお出汁に浸して。つくしと菜の花で色を加えています。

器は有田焼。器の中が桜色って素敵でしょう?





蒸し物は『翡翠色の茶碗蒸し』。なにで緑色にしているかはまだ秘密。

暖かくなったら、冷やして頂くのも良いかもしれません。

器は深川製磁の花丸紋。デミタスカップは母が特注したもの。





止め椀として、『桜麩と湯葉のお吸い物』

昨日の『菜の花の赤出汁』が、ちよっと情けなかったので、変更です。

もてなし料理らしくなりました。





水菓子は『杏仁豆腐』。ゆずジャムといちごを飾っています。

先日face book で、牛乳の葛寄せにゆず茶をトッピングしてあるデザートを

韓国宮廷料理の先生の記事で拝見いたしまして、

大変美味しそうだったので、和風にアレンジしました。(杏仁豆腐は中華かな?)

お陰様で素敵に出来ました。(先生、有難うございます。)

桜の花びらの形をした小鉢は、有田焼

 

お教室本番では更に2~3品ご用意する予定。

わたくしの和食は、お出汁さえ事前に作っておけばあとは5分ぐらいで出来るお料理ばかり。

(ご飯を炊く時間を除く。)それを器としつらえの趣向で如何にもてなし料理らしく、

素敵にお出しできるかが、腕の見せどころ。

 

今は飽食の時代といわれます。求められているのは満腹感よりも満足感。

“何をどれだけ食べたか”よりも、”いかに食べたか”が満足感に直結するのではないでしょうか

 

洗練された器選び、季節感あふれる丁寧な盛り付けや、行き届いたお給仕、さりげない心配り…

そういったことから感じる『大切にされた喜び』

殺伐とした時代を生きる現代人の心を満たし、明日への活力となることを願って…。

 

エレガントライフアカデミーのお料理教室『Cooking & Sweets』は、

お家で簡単に出来るけれど、とても見栄えのするお料理やお菓子を

月一回、交互にお教えしています。

 

受講資格は、テーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』修了者。

只今生徒募集中です。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。