陽射しは暖かいものの、風の強い一日でしたね。色々なものが飛んできてびっくりします。
皆様お怪我など、ありませんでしたでしょうか?
昨日に引き続き、レシピづくりのために桜をテーマにしたお料理、試作しました。
まず、『帆立貝と竹の子の温前菜』。
数年前、銀座の吉兆で頂戴し、帰宅後すぐに作って、我が家のメニューに加わりました。
焼き帆立、茹で竹の子を、温かいお出汁に浸して。つくしと菜の花で色を加えています。
器は有田焼。器の中が桜色って素敵でしょう?
蒸し物は『翡翠色の茶碗蒸し』。なにで緑色にしているかはまだ秘密。
暖かくなったら、冷やして頂くのも良いかもしれません。
器は深川製磁の花丸紋。デミタスカップは母が特注したもの。
止め椀として、『桜麩と湯葉のお吸い物』。
昨日の『菜の花の赤出汁』が、ちよっと情けなかったので、変更です。
もてなし料理らしくなりました。
水菓子は『杏仁豆腐』。ゆずジャムといちごを飾っています。
先日face book で、牛乳の葛寄せにゆず茶をトッピングしてあるデザートを
韓国宮廷料理の先生の記事で拝見いたしまして、
大変美味しそうだったので、和風にアレンジしました。(杏仁豆腐は中華かな?)
お陰様で素敵に出来ました。(先生、有難うございます。)
桜の花びらの形をした小鉢は、有田焼。
お教室本番では更に2~3品ご用意する予定。
わたくしの和食は、お出汁さえ事前に作っておけばあとは5分ぐらいで出来るお料理ばかり。
(ご飯を炊く時間を除く。)それを器としつらえの趣向で如何にもてなし料理らしく、
素敵にお出しできるかが、腕の見せどころ。
今は飽食の時代といわれます。求められているのは満腹感よりも満足感。
“何をどれだけ食べたか”よりも、”いかに食べたか”が満足感に直結するのではないでしょうか。
洗練された器選び、季節感あふれる丁寧な盛り付けや、行き届いたお給仕、さりげない心配り…
そういったことから感じる『大切にされた喜び』が
殺伐とした時代を生きる現代人の心を満たし、明日への活力となることを願って…。
エレガントライフアカデミーのお料理教室『Cooking & Sweets』は、
お家で簡単に出来るけれど、とても見栄えのするお料理やお菓子を
月一回、交互にお教えしています。
受講資格は、テーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』修了者。
只今生徒募集中です。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。