2021.5.12

バルザックの『谷間の百合』は百合かスズランか?

今日も愛するものたちと充実した一日を送れたことに感謝します。
皆様も素敵な一日をお過ごしになっことと思います。

5月のティーテーブルはスズランをテーマにしつらえています。
スズランはフランス語ではMuget(ミュゲ)といい、
幸せを呼ぶ花、大切な人に贈る花として愛されています。


英語では Lily of the valley(リリー・オブ・ザ・バレー)
直訳すると「谷間の百合」。

『谷間の百合』というとフランスの小説が思い起こされますが
前述のとおりフランスではスズランをMugetというわけですから
著者バルザックがイメージしたのはスズランだったのでしょうか?
それとも百合だったのでしょうか?


薄幸の貴婦人アンリエットと青年貴族フェリックス

プラトニックラブとその後の悲劇…。

舞台はロワール川支流の谷間の館とされ、
そこからほど近いトゥールという街に一年間滞在していた時
折に触れてこの物語を思い出したものでした。

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エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。