2016.2.11

バレンタイン直前!『かんたん社会貢献でかんたん落ち込み脱出』法。

もうすぐバレンタインデーですね。

ご主人様、フィアンセ、彼へのプレゼントはすでにご用意のことと存じます。





さて、私が今居りますのは、デパートのチョコレート売り場…

ではなくて、スーパーマーケット。『サニー・花畑店』。





1月のうちから、バレンタイン特設コーナーが展開されています。

 

さて、本日皆様にお知らせしたいのは、バレンタインコーナーのことではなくて、コチラ↓





レジのバーコード読み取り機に掛けてある、こちらのカードご存知でしょうか。

フードバンクに募金できるというもの。

 

フードバンクとは、賞味期限・消費期限前ながらお店から撤去破棄される商品を集めて、

福祉施設などに届ける活動のこと。

西友(サニーの親会社)はサステナビリティー(社会貢献)活動の一環として、

お店から撤去されたお品をお渡しし、『セカンドハーベスト・ジャパン』

その日のうちに施設にとどけ、期限内に消費してもらうのです。

募金でこの輸送コストをまかなう仕組みです。

 

 

フードバンクは日本でも数年前より、家庭でお歳暮お中元で余った食料品などを、

あつめて届けるという民間の組織が地域のいたるところで存在していましたが、

企業からの大口提供は少なく、苦戦していました。

西友が本格提供に名乗りを上げたことで、食品業界に一気に広まりつつある中、

ホームレス施設、養護施設などには届けやすい一方、

一軒一軒の貧困家庭にどう届けるかが課題となってくるわけで、

輸送コストの捻出がますます重要になると思われます。

 

さて、フードバンク募金カードの横には、こんなカードも。





こちらはアフリカなど、途上国の学校給食を普及させたり、

お食事を届けたりする活動への寄付カード。

主催は『Table For Two』

開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組むという、

ちょっとユニークな日本発の社会貢献運動です。
世界の約70億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、

20億人近くが食べ過ぎが原因で肥満状態にあります。この不均衡の解消がテーマ。

 

神様はこの世界を、動物も人間もすべて等しく十分に養っていけるように

お創造りになったはずなのに、ある人たちは食べすぎ、ある人たちは食べられない…

 

日本は世界の中では豊かな国ですが、隠れたところをよく見てみると

富の格差の拡大と固定化、子供の貧困…と問題は広がりつつあり、

そして情報化社会にあって、私たちも知らなかったでは済まされないのです。

 

さて、このカードでの募金方法はいたって簡単!

お買い物の清算の際、バーコード読み取り機の裏にぶら下げてあるこのカードを一枚とって、

レジの現金受け皿に置いて、金額を言うだけ。

『こちらに○○円、お願いします。』





たいていレシートの一番上の項目に、

『フードバンクに募金○○円』『アフリカ給食に募金▽▽円』など表示されています。

1円から寄付できるのもいいですね。

 

私は毎回ではないけれど、ときどきどちらかに500円するようにしています。

自分がどうしょうもなく無力に感じた時など、こちらに募金させていただくと、すこ~し

心が軽くなり、もっと人の役に立てるよう、頑張っていこうという気持ちになれるのです。

 

『かんたん社会貢献でかんたん落ち込み脱出』法、皆様も試してみてくださいね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。