2016.5.25

五月の庭の陰の主役、それは…『香り』!

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一晩降り続いた雨も上がり、さわやかな朝。今日一日どのようにお過ごしでしたか?

 

5月初めに5月庭の名わき役としてベリー類を紹介いたしました。

本日は陰の主役をご紹介したいと思います。それは『香り』!

 

エレアカガーデンには生徒様やお客様を香りでお迎えし、香りでお見送りすべく、

芳香植物を多数植えています。

花木、つる植物、バラ、ハーブなど一年中香る庭を目指していますが、

やはり5月は一番良い香りを楽しめるとき。





『ダイダイ』の花。夜や雨上がりといった空気が湿っている時間に良く香ります。

アロマテラピーで珍重される精油『ネロリ』はこの花から抽出されたものです。

お花の素朴な美しさからは想像もできない、気品のあるゴージャスの香り。

冬にはオレンジ色実がたくさんなり、冬の庭を暖かく彩ってくれます。

 

エレアカガーデンではキッチンの窓から見える、東の小庭の真ん中にあります。





『ジャーマン・アイリス』。正しくは『ベアーデッド・アイリス(ヒゲアヤメ)』。

マットな質感のブルー味を帯びた剣のような葉。花色はとても豊富で花丈は1メートルほど。

甘い香りが強く、庭を包み込みます。

花後は花房を切り取り、乾燥気味に管理。秋に株分けして花を増やしましょう。

球根は土に置くようにし、深植えしないこと。

 

エレアカガーデンではアプローチの階段横に植えて、

生徒様に香りを楽しんでいただいています。





五月梅。四枚花びらの可愛らしい花が4輪集まって咲きます。上品な、さわやかな香り。

葉が大きく、花びらが散りやすいので、切り花にするにはあまり向かないかも。

でもお庭に一本あると、花の季節は幸せです。

秋に剪定すると花芽を切りとばしてしまうので、伸びすぎた枝は夏前にカットすること。

エレアカガーデンではバックガーデン、ライオン池の横にあります。





つるバラ『ユキ』。最東のお隣さんとの境のフェンスに誘引しています。

枝が固くて棘が多く鋭いので、誘引は一苦労。

青みがかった葉はマットな質感。花は真っ白で直径10㎝以上の大輪、花芯は赤でグラマラス。

 

エレアカガーデンの中で、最も香りの良いバラ。

でも最奥にあるので、花に気づく人も香りに気づく人も稀です。





5月の玄関ポーチに立つと誰しもその香りにお気付きになります。

ほとんどの方がバラの香りだとお思いになっているはず。でも実はこちら↑。

スイカズラが香りの主。玄関ポーチの前

『アイス・バーグ』と『ニュー・ドーン』の隣に植えています。

 

別名『ハニー・サックル』。蜂が好んで蜜を吸いに来ることから名づけられました。

常緑のツル植物。花色はわが家はピンクの花とオレンジですが、

白と黄色の花もあります。心地よい穏やかな香りが控えめに香ります。

 

エレアカガーデン、5月の陰の主役…いかがでしたでしょうか?

今年はこれらすべてすでに終わってしまいましたが、

これからの季節はハーブ類のさわやかな香りがお楽しみいただけると思います。

香りは目に見えないながら、脳や潜在意識に働いて、気分を良くし、

健康にも一役買うことが証明されています。

 

詳しくはアロマテラピーをテーマに今度お話しさせていただきますね。

どうぞお楽しみに。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。