2016.9.30

印象アップの近道?尊敬語、謙譲語、丁寧語の使いこなし方 『おもてなし教室』

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9月の最終日も一日雨模様でしたね。

今月の西日本の日照時間は例年の半分以下だったそうです。

それにしても、なんだか毎日忙しくて、何人分もの人生を生きているみたいで、

昨日…いえ今日がどのような一日だったか分からなくなるぐらいです。

結局病院にも行けてないし…。ぐらぐら(+_+)

生徒の皆様にご迷惑おかけしないよう、気を付けなきゃ…。

 

さて本年度はお休みしておりますが、

おもてなし教室の9月は『より良い人間関係について』がテーマです。

本日はより良い人間関係に欠かせない言葉遣い、中でも敬語についての復習をしてみましょう。





敬語は整理して使いましょう

 

敬語には、

 

①相手を敬うための尊敬語

②自分の行為をへりくだって表現するための謙譲語

会話を丁寧な印象にするための丁寧語

 

の三つがあります。とくに尊敬語と謙譲語は間違って使用すると、

相手に違和感を与えるだけでなく、

無礼に受け取られたり、不快感を与えたりしますので、

きちんと使いこなせるようにならなくてはなりません。

お勧めする使い分けの方法は、主語をつけて声に出して言ってみること。

尊敬語でしたら、つけてみる主語は『神様が…王様が…天皇陛下が…』

謙譲語でしたら『わたくしが…』です。

丁寧語にするためにはそれぞれの語尾に『です、ます』をつけてください。

では例題いってみましょう。

 

「言う」の尊敬語は?主語を付けてみます。「神様が…おっしゃる」、

謙譲語は?「わたくしが…申す」。丁寧語にすると、「おっしゃいます。申します。」

では「行く」は?王様が「いらっしゃる」(尊敬語)。わたくしが「伺う」(謙譲語)。

丁寧にすると「いらっしゃいます 伺います」(丁寧語)となります。

以下に尊敬語、謙譲語の一覧をのせますので、

主語を付けて、声に出して読んでみてください。

 

尊敬語(主語『王様が』)  謙譲語(主語『わたくしが』)    丁寧語

言う     おっしゃる          申す        おっしゃいます 申します

行く     いらっしゃる         伺う        いらっしゃいます 伺います

来る     いらっしゃる         参る        いらっしゃいます 参ります

貰う     お貰いになる         頂く        お貰いになります 頂きます

与える    お与えになる・くださる    差し上げる     お与えになります 差し上げます

食べる    召し上がる          頂く        お召し上がりになります 頂きます

見る     ご覧になる          拝見する      ご覧になります 拝見します

居る     いらっしゃる         居る(おる)     いらっしゃいます 居ります

聞く     お聞きになる         拝聴する      お聞きになります 拝聴します

読む     お読みになる         拝読する      お読みになります 拝読します

 

注意すべき点は、尊敬語のとき「行かれる」「来られる」というように

「れる・られる」をつけて済ましてしまうこと。

間違いではありませんが「お…になる」よりも格が下の敬語になります。

 

そして、仕事がら気になるのがテレビなどで時々耳にする

×「どうぞ、いただいてください。」という言いかた。

「いただく」は謙譲語なので相手の行為には用いることが出来ません。

「食べる」の尊敬語は「召し上がる」ですので、正しくは

〇「どうぞ召し上がってください。」





敬語の使い方、いかがでしたでしょうか?キレイな言葉遣いを身に着けて、

初対面の人にも「丁寧で、感じのいい人」という印象を与えられるようにしたいものですね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。