2018.1.13

和食器をつかった洋風懐石。『セゾンドール』のランチメニュー。

Category :

冷えびえ凍てついてますね。皆様ご無事でいらっしゃいますでしょうか?

今日はセンター入試開始、受験生も大変です。

温かいお飲み物で温まりながら読んでくださいね。

 

昨日の続き、フレンチレストラン『食堂セゾンドール』さんのリポートをしますね。

セゾンドールのランチは、5千円と1万円、このあたりとしてはかなり高めです。

どのようなお料理が出るのでしょう?





一品目、曲げ物の器に入って出てきましたのは、

フォアグラにきな粉とクルミ、そしてトリュフをトッピングしたもの。

いきなり、フレンチの二大珍味出てきました!( ゚Д゚)

フォアグラにきな粉とは新感覚!





帆立貝のカルパッチョ。アサツキとトマト、玉ねぎのソースが綺麗。



銅製の鉢物に盛られて出てきましたのは呼子の蛸のマリネを

いろいろな大根で覆った一品です。

ほんの少し色づいた透き通った大根が美しい。





『唐津うち牡蠣ロワイヤル 有明生海苔の香り』

生海苔の下に大きな牡蠣が二つ。ロワイヤルは洋風茶碗蒸しです。





呼子甲イカのグリル 蕗の薹のオランデーズソース

オランデーズソースはマヨネーズのこと。蕗の薹のピュレを混ぜると春の苦みを楽しめます。

蕗の薹の天ぷらとコゴミ、ぎんなん、むかごの実が添えられて。





ベビーリーフに隠れていますのは、真鰯。

松の実の焦がしバターをソースにした温サラダ仕立てです。

 

お料理はまだまだ続きますが、今日はここまで。

『セゾンドール』さんは呼子にお店を持たれていただけあって、魚介料理がお得意のようですね。

お刺身でいただけるほど新鮮な食材にほんの少し火を入れて、極薄い味付けで。

フランス料理というより、洋風懐石といった感じ。

器もほとんど和食器で。

 

明日は後半5品をお目にかけますよ。お楽しみに!

Category

Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。