…ゴメンナサイ。お家が倒壊、そうでなくても危険判定で帰れない方々のことを考えたら、
こんなことで文句を言ってはいけません。
仮設住宅の建設はなかなか進まないようですね。
はやく皆さんが安心して暮らせる住まいが見つかりますように…。
さて本日のブログネタは、久しぶりに『原田家の晩御飯』でいきます。
これからの季節、週一回作りながら、常備していくおかずがあります。それは…
ラタトュイユとアジのマリネ!
ラタトュイユはおなじみ夏野菜のフランス風煮込み。
材料はトマト、ナス、ズッキーニ、パプリカ赤、黄、玉ねぎ、セロリ。
缶詰でなく生のトマトを湯むきして使うのが、エレアカ流。
最初から、最後まで蓋をせず、水分を飛ばしながら美味しさを凝縮させるのがポイント。
クミンでカレー風味を付けたり、ベーコンを加えたりもします。
アジのマリネもエレアカ定番オードブル。
玉ねぎ、セロリ、にんじんの千切りを白ワイン、酢、砂糖1:1:1のマリネ液の中で軽く煮て、
二度素揚げをしたアジを漬け込みます。レモンと蜂蜜で風味づけして、さわやかに。
これら二つのオードブルに、生ハムや、ピクルスなどを組合わせたものが、
お夕飯の定番オードブルです。
さて、オードブルでなく、スープを付ける時は、
↑クレソンのスープや枝豆のスープが夏メニュー。色が綺麗で良いでしょう。
玉ねぎ、じゃがいも枝豆などを茹でて柔らかくし、少量の牛乳を加えてピューレ状にして冷凍。
付け合わせとして使うときはピューレのまま、軽く温めて。
スープとしていただくときは牛乳を加えて。
温かく出してもいいし、冷やしていただいてもいいですね。
メインディッシュは、イサキのポワレや、
↑スペアリブ。(こちら、魚焼き器で焼きました。)
↑鶏の白ワイン煮込みなど。
もちろん週の半分は和食。でも和食は塩分過多になりがちですよね。
一方洋食は野菜不足になりがち。
それをラタトュイユなどのオードブルで賄っているつもりです。
また、父の年代は動物性たんぱく質を食べる量が少なすぎるという指摘があり、
食べられるうちはお肉もしっかり食べてもらおうと思っています。
幸い、わたくしと父は味付けの好みが似ていて、
いつも『美味しい、美味しい。』と言って、食べてくれます。
…わたし一人だったら、作らないと思う。
家族の健康を思うことで、自分の健康も保たれるのですね。有難いことです。
『原田家の晩御飯』でした。
機会があったら、今度は原田家のお昼ご飯もお見せしますね。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。