夏休みは始まったばかりですが、
すでにお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか?お昼ご飯のメニュー。
実はわたくしもすでに困っています。ブログネタに…。
お教室をしないので、お見せ出来るようなものが何にも無いのです。
文章だけで読んでいただけるほど、文才もありませんし。
…というわけで、皆様とわたくし、両者救済ということで、
本日は『原田家の晩御飯』行ってみよう!もちろんお昼ご飯にも良いですよ!
ギリシア料理『ムサカ』です。
簡単すぎてお料理教室のカリキュラムに入れることが出来ませんが、大好きな夏のお料理。
まずスライスしたなすをたっぷりの油で焦げ目がつくまで焼きます。
今日は二人分なのでナス2本でしましたが、4人分なら4~5本焼いてください。
ナスは水にさらす必要はありません。
スポンジのように油を吸うので、油が吸収されたらその都度足して、
しっかりしんなりさせてくださいね。
油はサラダオイルは最近色々聞くので、オリーブオイルを使用しています。
あ…、今日はグレープシードオイルだった。
焼いた後、新聞+キッチンペーパーの上に置いて、油を吸収させればカロリーオフ。
ホワイトソースを作ります。
玉ねぎのみじん切りをしんなりするまでレンジにかけて、
お鍋にあけて、小麦粉大匙1~2を振りかけてオリーブオイルで炒めます。
小麦粉の粉気が見えなくなったら、牛乳500㏄を入れてゆっくりかき混ぜます。
今日はジャガイモのうすぎりも入れました。
とろみがついて来たら、お塩とパルメザンチーズで味付けして下さい。
耐熱容器の底に焼いたナスを並べます。(底が見えなくなるまでが理想。)
丸のパイレックスを使用しましたが、もしあれば長方型か楕円が良いですね。
次に作り置きのミートソースを、ナスが見えなくなるぐらいのせます。
ミートソースは缶詰などを利用しても良いでしょう。
その上に、ホワイトソースをミートソースが見えなくなるまで、のせます。
その上に再びナスをのせます。これを3回繰り返して…
最後にホワイトソースをたっぷりかけて、覆います。
パルメザンチーズとパン粉を適量かけて、230度のオーブンで15分ぐらい焼きます。
出来ました。
ベビーリーフのサラダとパン、ジンジャーエール、デザートに桃を添えました。
お子様のランチメニューでしたら、
オードブルに焼きとうもろこしなどを添えてあげてください。
母がギリシャ出身の奥さまのところでお習いして、夏休み私たちに食べさせてくれました。
夏にオーブン料理というだけで暑いのに、
たくさんのナスを時間をかけて焼くので、本当に暑い!
でも、子供たちが喜ぶと思えば、どんなことでもしてくれた母でした。
人が喜ぶことを、自分の喜びと心から思えるなんて…。
母親の愛情ほど、尊いものはないことを想いださせてくれるお料理です。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。