2017.3.10

家庭での和食器の良い揃え方 『テーブルコーディネート教室』

お庭に小さな黄色い水仙、テータ・テータが咲き始めました。

紅梅も、クリスマスローズも。ようやく春ですね。

 

さて3月のテーブルコーディネート教室『食卓の美学セミナー』は

和食器の知識がテーマ。

本日は和食器の揃え方についてお話をさせていただきますね。





皆様のご家庭の食器ぞろえはいかがでしょうか?磁器ばかり、丸皿ばかり多くありませんか?

福岡はやはり有田が近いので、磁器が求めやすい傾向にあります。

また、丸はろくろで作れるので比較的価格が低く、平皿は収納しやすい点からつい手に取りがちです。

もしお手持ちの食器に小鉢など深さのあるものや、陶器、変わった形のものが少なければ

今後意識して購入するようにしましょう。





まずは自分の食器選びの傾向を知ることから始めて、弱点を補うように少しずつそろえていきます

旅がお好きな方は、旅行に出かけたときにその地方の食器を見るように心がけると、

バラエティー豊かな食器ぞろえになるかもしれませんね。

 

持って帰るのが大変だから…とおっしゃる方は、是非お箸置きを。

かさばらないし良い思い出になりますよ。

また旅行のお土産のおススメは、お醤油さしや蓋つきのお漬物入れ





プラスチックのお醤油瓶やタッパーウェアに入ったお漬物が食卓に出ていると、

せっかく頑張って作ったお料理も途端にお惣菜っぽく…。

このような可愛らしいお醤油さしや、味の素入れ、お漬物入れが出ていると、

それだけで食事が楽しくなりますよね。





テーブルコーディネートで映える食器をとお考えなら、蓋物を

磁器の雑煮椀、漆器のお吸い物椀…値段は張りますがテーブル映えは一番!

食卓に立体感と華やかさをもたらします。

 

和食器の特徴は、素材や形が多種多様にあることと申し上げましたが、

実はもう一つあります。それは夫婦茶碗、夫婦箸というように食器に性別があること

主に大きさ違いなのですが、女性に男性と同じだけ食べさせないようにしたわけではなく、

手の小さい女性のために小さ目な器が作られたのです。

和食器は手に受けて使うものだからですが、日本人らしい細やかな気配りですね。

 

日常的に世界で類をみないほど多彩な器で食事をし、

使う人の手の大きさまで考えて器が作ってある…

なにやら日本人であることが誇らしい気持ちがしてきませんか?

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。