2016.10.20

家庭を訪問するときのマナーと言葉遣い 『おもてなし教室』

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最近は人とお会いするとき、事務所やホテルのロビーなどを使うことが多くなり、

なかなかお宅に訪問する機会がなくなりました。

それでも年末年始や、お付き合いしているお相手のご両親様へのご挨拶など、

機会が全くないわけでもありません。

 

そのような時にもお困りになることがないよう、本日は家庭を訪問する時、

お迎えする時のマナーと想定される会話をまとめてみました。




コート

お招きいただいたとき

コートは玄関に入る前に脱ぎ、手にかけてチャイムを押します。

ほこりや花粉などを家の中に持ち込まないための配慮です。

約束なく訪問した場合

玄関先で失礼するのが基本ですから、コートは着たままチャイムを押します。




お招き入れ

玄関でお客様をお招き入れする時

『ようこそお越しくださいました。』

『お足元の悪い中(お忙しいところ)、お運びいただきありがとうございます。』

『どうぞ、お上がりください。』と言いながら、スリッパを勧めます。

招かれた方の返答

『お招き有難うございます。』

『お邪魔いたします。』『お借りいたします。』と言いながら、スリッパを履きます。





正面をむいたまま靴を脱ぎ、家人にお尻を向けないように気をつけながら後ろを向いてしゃがみ、

靴をつま先が玄関の方を向くように揃え、端の方に置きます。




お土産

お土産を渡すとき

『こちら先日京都に参りました折、求めました○○のお菓子です。お口に合うとよろしいのですが…』

家庭へ訪問した場合は紙袋から出して、包装の向きを整えてお渡します。

外でお渡しするときは、紙袋のままお渡しします。

お土産をいただくとき

『何よりのお品有難うございます。』

『まあ、京都にお出かけになったのですね。お話しうかがわせてください。』

お土産が入っていた紙袋は『こちらで処分いたしましょうか?』といって、受け取ります。




椅子

椅子をすすめる

『どうぞこちらにおかけください。』

椅子に座る

『失礼いたします。』『有難うございます。』




お茶

お茶をすすめる

『外はお暑かったでしょう?冷たいお茶をどうぞ。』最近は”粗茶ですが…”とは言わなくなりました。

お茶をいただく

『有難うございます。頂戴します。』または『どうぞお構いなく。』

退席するとき

『お茶美味しゅうございました。』お茶は出来れば飲んだ方が感じが良いです。

 



お菓子

手作りのお菓子をお出しする

『お口に合えばよろしいのですが…』

頂いた手土産のお菓子をお出しする

『お持たせで失礼ですが、どうぞお召し上がりください。』

お菓子を頂く

『いただきます。』『有難うございます。』『大好きですので、嬉しいです。』





話を聞く

『そう言えば、○○はどのようになりましたか?』『○○はご順調ですか?』 

『お母様はお変わりないですか?』

『南米旅行のお話し、伺わせてください。』




退去

お帰りを促す

『お引止めいたしました。』と言って、椅子から立ち上がります。

帰る意志を表す

『そろそろお暇(いとま)いたします。』

『ついお話が楽しくて、長居いたしました。』

『久しぶりに楽しい時を過ごしました。』




スリッパ

玄関の方を向いたまま脱ぎ、向き直ってしゃがんで、玄関の隅に

反対の向き(かかとが玄関に向く)に置きなおしてから、自分の靴を履きます。

 

 

家庭を訪問するときのマナーいかがでしたでしょうか?

学校や職場などでは教えてくれませんから、難しくお感じになるかもしれません。

緊張するとますますわからなくなりますので、最初は英語のフレーズのように丸暗記するとよく、

そのうち自由にご自分の言葉を使って対応できるようにおなりになると思います。

 

いざという時にきちんとしたマナーや言葉遣いが出来るように、

日頃から練習しておくと良いですね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。