2021.10.21

嵯峨野 お食事会後半&まとめ

今日も愛する者たちとhappyな一日を送れたことに感謝します。皆様も素敵な一日をお過ごしになったことと思います。

嵯峨野でのお食事会の後半をリポートをさせていただきますね。

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和え物の後は「お食事」。「お食事」とはごはんとお汁と香の物の三点セットのこと。茶の湯において、お茶を美味しくいただくための軽いお食事から発展した懐石料理の初期の形はこのような三点セット+お濃茶だけだったのだろうと思われます。

さてふつう、ここまでいただいたご馳走の数々のすばらしさを思い起こしながら、ほっとした気持ちでしみじみといただくこの「お食事」。が!ここでさらなる感嘆が起こるのが嵯峨野さんのお料理です。

「えっ?ごはんとお味噌汁とお漬物にどのような驚きが?」

ヒントはお味噌汁。ですがいつの日か皆様が嵯峨野を体験なさる時まで感動はお預けということにいたしましょう♪(^-^)

次に水菓子。金彩が豪華なガラス器にもられて出てきたのは梨と葡萄。葡萄はむいてミントが添えてあります。みずみずしくてお口がさっぱりしますね。

そして甘味はつややかな栗の葉にのせられた栗の茶巾絞りでした。

砂糖も餡も加えていない100%栗。ねっとりとした食感ながら、黒文字ですっと切れるところに感動。最後に一煎ずつ丁寧に立てられたお茶をいただきました。

威厳を感じる建物と美しいお料理、最初から最後まで心のこもった丁寧なおもてなしに日本の美のすばらしさを全身で感じた一日でした。

女将じきじきにお話しくださった建て替えの時の秘話の数々にも感動しました。

嵯峨野の皆様、素晴らしいおもてなし本当にありがとうございました。参加者の皆様も素敵な時間を共有してくださり感謝します。

今後も可能であれば嵯峨野でお食事会を開催したいと思いますので、どうぞまたご参加くださいね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。