2月に入りました。いよいよエレガントライフアカデミーの新学期です。
週末からの食卓の美学セミナーのために、テーブルコーディネートをチェンジ。
テーマカラーは年間コースの初回ということで、希望を表す『黄色』。
テーマアイテムは1月から引き続き『スミレ』ですが、テーブルクロスが、変わるとずいぶん印象が違って見えると思います。
テーブルマットは天然シェル(貝)でつくられたもの。
使用された貝の大きさ、輝きによって一枚一枚微妙に表情が異なります。
メインの食器はアビラントの『ユージニー』。
『ユージニー』のディナー皿にケーキ皿を重ね、その上にガラスのコンポートを置いています。
これは”魅せるテーブルコーディネート”のためのテクニックのひとつで、
食器は3枚まで重ねて良いとされるので、それによって『高さ』を出しています。
また同時にもてなしの内容を、お客様に予感していただくためでもあります。
ナフキンはシンプルにダイヤ型にして、
スミレのアートフラワーをあしらったナフキンリングで家庭のもてなしならではの”ぬくもり”をプラス。
『ユージニー』と同じ、”アール・ヌーボー調”のミニカードを添えています。
コーヒーまたは紅茶のもてなしの時は、プレートの右にカップ&ソーサー、
ソーサの上、カップのハンドルの下に縦にティースプーンを置きます。
センターピースは、程よく成長した春の寄せ植え。
周りに蝋製のヒヤシンスの球根を飾って、『萌出づる』感じを強調しています。
新しい出会いへの希望を胸に、新たな一歩を踏み出そうとする、
皆様(そして私自身)へのエールを込めたテーブルコーディネートです。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。