明日はひな祭りですね。日本では桃の花を愛でる時期ですが、わたくしにとって3月の花はなんと言ってもミモザ。センターピースに続き、エントランスドアにもミモザのリースを飾っています。
ぽあぽあした花も、切れ込みの入ったシルバーグレイの葉も繊細な中にもユニークさがあり、冴えた黄色とともにこれから訪れる希望の季節を予告するかのようです。
花材として一緒に使いましたのはニゲラとラナンキュラス、そしてフリージア。いずれもこの時期限定のお花たち。バラやランなど温室栽培で一年中みられる花よりも、季節限定の花の方が愛しく感じます。
少ない花材でも、ラフィアを丸めたものに羽を散らして、鳥の巣に見立てれば、イースター(復活祭)を待つ頃にぴったりな、可愛らしいドアリースの出来上がりです。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。