5月らしいさわやかな天候に恵まれました。
本来なら熊本城も草千里も緑輝く頃でしょうに…。
明日何が起こるか分からない、それがこの世の法則ということでしょうか?
さて明日はお菓子とお料理教室Cooking & Sweets です。
アプローチのバラはなんとかギリギリ持ちこたえています。
あと雨一回で、終わりになりそうですが、明日まではご覧いただけます。
インテリアとテーブルセンターのお花を入れ替えました。
テーマカラーはやはりグリーン&ホワイト。5月ですもの!
玄関の英国アンティーク家具の上には、ブルーベリーとスノーボール。
鉄砲百合とナルコユリの葉も入れています。
ブルーベリーは実が色づく前の枝をお花屋さんで求めました。
これからの季節欠かせない、大好きな枝もの。持ちもすごく良くて、一ヶ月楽々飾れます。
鉄砲百合はまだ蕾が青い状態なので、目立たないですね。
センターピースのフラワーアレンジメントも入れ替えました。
今回スズランが2本しか手に入らなかったので、代わりにホワイトスターを入れています。
いかがでしょう?なかなか可愛らしく出来ました。
ホワイトスターはあのブルースターの色変わり種。とてもキレイな白です。
忘れな草の大きいものみたいな感じ。
小さなカラー、クリスタルブランシュも短く切っていれています。透明感が出ますね。
バラ、ランテルディの代わりに今回はセブンスターローズ。
ランテルディはアイボリー系ですが、セブンスターローズは真っ白。
両方ともスプレー咲で、カップ咲き。
アルケミラモリスの代わりにはフェンネルの花を。
フェンネルは葉をハーブとしてマリネなどに使いますね。お花は甘い良い香りがします。
テーブルセッティングの背景にも、
ブルーベリー、スノーボール、鉄砲百合を。
こちらはナルコ百合の代わりにアスパラガスの葉を入れています。
お花器は『おもてなしのインテリア花』で使用する細口のガラス花器。
この花器とてもいいですね。大きくも小さくも生けれて、止まりやすい。
お勧めです。
お料理教室なのになぜお花を入れ替えたりするの?とお思いでしょうか?
これが私どものおもてなしだから。
エレアカのコンセプトは『もてなしを受けながら、学ぶ』というところ。
『学ぶ』と『もてなされる』がセットになっているのがエレアカなのです。
庭にはかしわ葉紫陽花が満開になっていました。
そう、数年前の母の日に購入して、花後庭に植えたのでした。
人生はある日途絶えても、季節は同じようにめぐり、
そして昨年と同じ草花に巡り合える。
“変わらない”ということは、人間の心を穏やかで平和にするものですね。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。