連休の最終日は雨の一日…。行楽のご予定があった方は残念でしたでしょう。
わたくしは雨が少ないのが気になっていたので、安心しました。
植物には春の雨はとても大切。肥料が土にしみこみ、根に吸収され育つのです。
綺麗なお花がたくさん咲くといいな~。
さて、3月後半は『フランス刺繍教室』を開催しております。
本日はレッスン後のティータイムのためにご用意したテーブルコーディネートお目にかけますね。
実際は「四旬節」真っ只中ですが、一足先に
イースター(復活祭)をイメージしたテーブルコーディネートをご用意しました。
薄いレモン色のテーブルクロスは「ミュリエル・グラトー」。
正方形ですが、丸テーブルですので、下にレースの円形クロスをかけてエレガントに。
レースは上かけにするものという固定観念ありませんか?
下にかけてもドレスの裾からレースがのぞくようで優雅です。
食器はの大倉陶苑「ポピー」に「メイグリーン」のディナー皿を合わせています。
大倉陶苑同士なので、さすがによく合いますね。
「ポピー」はハンドペイントで6色あります。私はこちら↑の黄色がお気に入り。
ナフキンはクリーム色の麻100%を「コックスコーム」に畳んで。
コックスコームは春によく用いるたたみ方。
お花がふっくらと膨らんできたようで、可愛らしいでしょう?
キャンドルスタンドとキャンドルはテーブルクロスの補色でスカイブルーに。
透明感が出ますね。
お昼間なので実際に火をともすことはないのですが、立体感と非日常の演出に使用しています。
フラワーアレンジメントは、ホワイトにペイントしたアイアンネットのかごに
フローラルフォームをセットして水仙、忘れな草、コデマリ、ナルコ百合の葉を生けています。
バラや蘭といった一年中みられるお花でなく、
水仙やワスレナグサといったごく限られた期間に咲く花を使用すると、
より季節感が感じられますね。
アイアンのネットとフローラルフォームを包んだセロファンの間に、
ふやかした水苔を薄く挟んでナチュラル感を出しています。
お出しものは何にしましょうか?色から考えるとレモンタルトがよさそうですが、
たしか1月にお出ししましたよね。
あ、メレンゲなしのシンプルなレモンパイも美味しいのでした。
ビクトリアンケーキも合いそうですね。
それはお教室当日のお楽しみにとっておきましょうか?
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。