2016.9.1

気配りだけじゃない、五つの配りで『配り美人』になりましょう。 『おもてなし教室』

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ようやく9月に入りました。

8月まるまるお休みをいただき、羽を伸ばすつもりが

半分も過ぎないうちにはや所在なくなってきて、じりじり9月を待つことに。

だって淋しいんだもん。母もいないし…。

かえってストレスということが分かりましたので、来年は全休止めますね。





さて9月のおもてなし教室のテーマ『より良い人間関係』について、

お話しさせていただいております。今日は『配り美人』になるためのお話しです。

気配り美人はお聞きになったことがおありかと思いますが、

“配り美人は”気配りだけでなく、5つの配りを身に着けた人のことを言います。

5つの配りとは、

 

① 気配り

② 目配り

③ 体配り

④ 時配り

⑤ 言葉配り

 

です。『気配り』は、例えば

・出先でドアを開けた時は、次に来る人がないか確かめて、

来る人があるようだったら、数秒待ってでもドアを押さえておく。

・おもてなしの日が雨の時には、お客様がお洋服やバッグを拭くための

 タオルを玄関に用意して置く。

・パーティーなどで一人っきりになっている人がいたら、声をかけてお友達を紹介する。

 

などです。パーティーでしばしば見る人の分までお料理を取ってくる行為は、

『押しつけがましい』『余計なお世話』と、とられることが多いのでお勧めしません。

それよりは、『あちらのお料理とても美味しかったですよ。召し上がりましたか?』の方が、

次の会話につながりやすく、スマート。





次に『目配り』はというと

・おもてなしの場面では、お客様のティーカップが空になっていないかさりげなく見て、

なっていたら「お代わりはいかが?」とお声掛けする。

・オフィスではいつも綺麗になっているか見て、ゴミなど落ちていたら拾ってゴミ箱に入れる。

ロビーなど社外の人が見るところは特に。

・話す相手の様子をよく見て、元気がなさそうだったら

「お加減がお悪いですか?」などとお声掛けし、

次にコンタクトをとるときは「その後お具合いかがですか?」から会話を始める。

 

では『体配り』とは、

・話している相手に対し、顔だけでなく体ごと向ける。とくに座っているときに注意。

・通路などで立ち話などをして通行を妨げない。

スーパーなどでも自分の体やカートが人の妨げになっていないか気を付ける。

・劇場などで後ろの席の人の視界を遮らないように配慮する。

目上の人の前を歩かない。

ご案内するときはおしりを向けないように斜め前を体を斜めにして歩く。





『時配り』とは、

午前9時前、正午前後、夜9時以降の電話は控える

どうしてもの時は『朝早くから、申し訳ありません。』などと添える。

・2~3度目の約束は、相手の都合の良い時間を覚えてその時間を提案する。

・約束の時間に遅れない。ご自宅に訪問するときは早すぎてもご迷惑になるので、

チャイムを押さずに付近で待機する。

・事情があって遅れるときは、理由と到着予定時刻を伝える。

 

最後に『言葉配り』ですが、

わたくしは会話を感謝の言葉で始まって気遣いの言葉で終わるようにします。

例えば雨の日だったら、「お足元の悪い中、お運びいただきありがとうございます。」

暑い日だったら「お暑い中…」、多方面でご活躍の方だったら「お忙しい中…」となりますね。

手紙もメールも、「先日は○○有難うございました。」など

前回の感謝から始めると、次の要件がスムーズに進みます。

お別れの時は「お帰りお気を付けて。」

手紙、メールの締めくくりも「厳しい暑さが続きます。どうぞご自愛くださいませ。」など

別れ際にいたわりの言葉をもらうと、心が温かくなりますよね。

これは中学生の時、途中まで一緒に帰るお友達が、別れるとき

毎日かならず「気を付けてね。」と言ってくれていたことから来ています。

今でも「お気をつけて。」と言うたびに、彼女の声がよみがえり、私の心を温めるのです。




そんなふうに、あなたの何気ない言葉が数十年後も誰かの支えになるかもしれませんし、

逆に長い間苦しめることもあるのかもしれません。…言葉って大切ですね。

 

もちろん『言葉配り』には丁寧な話し方、感じの良い言葉遣いなども含まれます。

明日は敬語の使い方、美しい話ことばについてお話しさせていただきますね。

お楽しみに!

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。