2016.7.18

洋食のお飲み物、ワインのマナー 『テーブルマナー教室』

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九州地方梅雨明けしたそうですね…。

各地で35度以上の夏日を記録とか…8月が怖いっ!

 

さて7月はガラスとグラスがテーマです。

先日洋食の時のグラスの置く位置について解説しましたので、

本日はワインなどのお飲み物のマナーについて、お話しいたします。

 

まずワインはソムリエか給仕人、家庭の場合はホスト(男主人)が注ぎますが、

洋お飲み物はすべて置きつぎです。

日本の宴会のように、注いでもらう時にグラスを持ち上げないようにしましょう。





次にワインの飲み方。

飲むときは男女ともに右手でステム(ワイングラスの足)を持ち、口元に運びます。

ゴブレットに入ったお水やソフトドリンクも同じです。





日本人はお茶のように、左手を添えたくなるのですが、添えてはいけません。

↑ぎこちないし、なんか変でしょう?

 

立食などで長い間グラスを手に持ったままの時は、左手を添えて構いません。

でも飲むときはやはり左手ははずし、右手だけで持ちましょう。





ハリウッド映画などでは、グラスのボールの部分を手で持っているのをよく目にしますね。

間違いではないのかもしれませんが、ワインが温まってしまいます。

 

それにどうしても指が開きます。親指以外の4本はついている方がエレガント。

(ブランデーは手で温めながら、香りを楽しむので、ボール部分を持つのが正解。)





一口ごとにグラスについた唇の跡(口紅、料理の油など)を親指で拭くのは、

見ていて不衛生です。

どうしても気になれば、食事後、席をたつ前に一度だけナフキンで拭いてください。

(自分のハンカチは使わない。)

 

また飲んだ跡が気になるからと言って、少しずつグラスを回すと、

グラスの周りにぐるっとスカラップ状に唇の跡がつくことになり、

お隣、お向かい、斜め向かい…同席者すべてにかえってアピールすることになります。

 

最初に飲んだ同じ箇所、一か所から飲めば、自分にしか見えません。

 

一番良いのはグラスに口を付ける前に、そっとナフキンで唇を抑えておくこと。 

口紅の跡も料理の跡も気にならない程度に抑えることが出来ます。

 

食事後のお化粧直しは化粧室でしましょう。

 

乾杯は着席の場合も、立食の場合も

グラスをカチンと合わせる必要はありません。

顔の高さぐらいにグラスを持ち上げて、相手と目を合わせてニッコリ微笑んでください。




カチンとしようとすると、割らないようにどうしてもグラスを見てしまい、

目を合わせないことになります。乾杯する相手と目を合わせないというのは大変失礼なこと。

カチンとしないでいいですので、必ず目と目を合わせましょう。

 

マナーは同席者への”思いやり”とよく言います。

でもわたくしは、それと同時に自分が自由になるためのツールかな?と思います。

マナーに不安があっては食事が美味しく楽しめませんものね。

 

エレアカのテーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』では

10月と11月に和食と洋食それぞれ2時間かけてマナーのレッスンをいたします。

さらに別の日に料亭、レストランでお食事会も設けますので、

マナーの確認もしていただけます。

本年度の入会は9月まで、ご検討中の方は8月いっぱいにお申込みください。

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エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。