2016.11.10

洋食のマナーの基本・後編 『テーブルコーディネート教室』『テーブルマナー教室』

トランプアメリカ合衆国大統領誕生…怖れていたことが現実に!

考えてみれば今年は『まさか』ということが次々に現実となる年でしたね。

イギリスの国民投票、アメリカ大統領選挙…。

既存政治への驚くほど強い拒否反応ということでしょう。

そう考えると日本は自民党が相変わらず強く、よく抑えていると賞賛べきなのか、

新勢力の不在を嘆くべきなのか…。

いいえ、今、世界中で高まりつつある ナショナリズム(国粋主義)、ポピュリズム(大衆迎合主義)の気運が

自民党の主張と合致するゆえに、その点で新勢力は必要ないのかもしれません。

グローバル化時代を生きてきたものとしては、『こんな日が来るなんて…』というのが感想です。

いっそのこと世界中鎖国しちゃう?

 

さて、テーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』の11月のテーマは

洋食のマナーです。本日は洋食のマナーの基本・後編をお届けします。





洋食のマナーの基本・後編

 

カトラリー

数本のナイフ、フォークが出ている場合、外側にあるものから使います。ひじを張らないで使用しましょう。

間違って使っているのに気づいても、給仕人が料理を引くときに気づいてくれるはずなので、そのまま使用します。

使用する時も、置くときも音をたてないようにしましょう。

カトラリーをテーブルの下に落としたら、自分で拾わずウェーターに合図を送り、取り替えてもらいます。

(ナフキンは自分で拾っても良いことになっています。)

 

食べ始め

主賓が食べ始めたら、食べてもOK。

全員に料理がサーブされるのを待つ必要はありませんが、もし主賓が待っているようなら同じようにします。

 

会話

ただ黙々と食べず、時々手を休め、周りの人たちと会話を交わしながら、和やかな雰囲気で歓談しましょう。

ただし内容は政治、宗教を避け、大声はタブー。相手の口に料理が入っているときは話しかけないようにしましょう。

またいつ話しかけられても良い量(さいころ大)しか口に入れないようにします。

 

中座

やむをえない場合は、給仕人がサービスしているとき、会話の途中は避け、

目立たぬようにナフキンを椅子の上におき(椅子の背にはかけないほうが良い)、そっと立ちます。





調味料

塩、胡椒などの調味料はひと口味わってから使うのが、礼儀です。

 

食べる速度

席次によって食べ初めに若干の差は出ますが、食べ終わりが、早すぎたり、遅すぎたりしないよう、

他の人の進行具合を見ながら速度を合わせます。

 

料理や酒をこぼしたら

隣の人にかかっていないか確かめ、応急処置をしてウェーターを呼びます。

周囲の人たちは気づかない素振りをするのが心遣い。

 

化粧直し

テーブルでのお化粧直しは厳禁。退席前か、退席後化粧室で軽くしましょう。

 

退席

主賓が退席するのを待ってから。また主賓は主催者に礼を述べてから退席します。

ナフキンは軽く折りたたみ、テーブルの上に無造作におきます。着席と同じように椅子の左側から立つ。

 

メニュー、名札

主催者の労をねぎらい、感謝を表わすために、メニューや、名札は持ち帰るのが礼儀です。

 

会計

主人にあたる人が、ウェーターをテーブルまで呼び、伝表に間違いがないことを確かめて、テーブルで支払います。





料理人や給仕人に対して

退席するときに、労をねぎらう意味で会釈します。

宴席に集まった者同士だけでなく、こうした人たちへの心配りが上級マナーには必要となります。

 

お礼

主催者に礼を述べてから帰途につくことは言うまでもないですが、

後日改めて、礼状なり電話なりで招かれた礼を述べるのを忘れずに。

 

写真

目上の方が同席の時は皿ごとに料理をカメラで撮影することは、慎んだほうが良いでしょう。

記念撮影は、デザート以降、給仕人の手が空いていそうなときに、お願いします。

他の客に迷惑になると判断された場合は、断られることもあります。

その場合はダイニングを出てから、ホールや玄関前で記念撮影をすると良いでしょう。

 

洋食のマナーの基本・後編いかがでしたでしょうか?

基本が身に着いていれば、過度に緊張することなく、リラックスして食事を楽しむことが出来ますね。

11月17日のお食事会はリストランテASOで、14名参加予定です。

皆様にお目にかかれますこと、楽しみにいたしております。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。