清々しい朝、やっと晴れましたね!でも
フィガちゃん(車)が整備中なので、ノースリーブを着ても足元はスニーカーでお出かけです。
私が出かけるところといったら、
花匠さんとエンゲイ村、ボンラパス、それから手芸屋さんぐらいなものなのですが。
さてテーブルコーディネート基礎コース『食卓の美学セミナー』は色彩学がテーマでした。
色相、明度、彩度など色の三属性についてや、色相環などについてご説明した後、
いよいよ配色について学んでいただきました。配色とは2色以上の色の組み合わせのこと。
配色の調和のとり方は大きく4つあります。
① 同系色調和 同じ系統の色同士の組み合わせ。例えば、こちら↓。
テーブルクロス、テーブルマット、ナフキン、キャンドル、キャンドルスタンド…
色々なグリーンを重ね合わせて、響きあう美しさを出しています。
② 補色調和 補色の関係にある色同士の組み合わせ。例えばこちら↓。
赤と緑は補色です。反対色と考えるとわかりやすいかな?強い印象を与えることが出来ます。
③ 類似色調和 色相環で隣り合った色同士の組み合わせ。
暖色同士の赤とオレンジ。寒色同士の緑と青など。
テーブルクロスの青磁色とナフキンのトルコ石色は類似色調和。
似た色同士で高度な美しさを狙う類似色調和は、今はやりの調和のとり方。
④ 単色調和 白、黒、グレーの無彩色+一色の組み合わせ。
↑群青色のテーブルクロス、白のテーブルマット、グレーのナフキンで単色調和。
テーブルコーディネートはお皿が白で、さらに和の食卓だと折敷が黒になることが多いので
単色調和は無意識に出来ていることが多い配色。
そこにさらにグレーを持ってくると洗練された印象になります。
手持ちのテーブルクロスが少なくても、これら4つの調和で配色の可能性はぐっと広がるはず。
生徒様にも色紙で配色を作っていただきました。
↑水色、黄緑、緑で類似色調和。素晴らしいです。
↑赤と緑で補色調和。補色という言葉は聞きなれないかもと思いましたが、完璧な把握です。
ミントとそれより明るい緑で、同系色調和。とてもキレイ。今の季節にぴったりです。
↑少し茶色の入ったグレーとオリーブ系のグリーンを合わせてくださいました。単色調和。
ナチュラルとスタイリッシュが両立しています。お見事!
↑オレンジとトルコ石色で補色調和。パワフルかつお洒落な配色です。素敵♡
皆様、有難うございました。配色の調和のとり方とてもお上手ですね。
これら4つの調和を頭に入れておくと、
ファッションもテープコーディネートもマンネリ知らず。
一枚のスカート、一枚のテーブルクロスを一年中、何通りにも使えるようになります。
皆様も色を味方につけて、素敵な人生のワンシーンをカラフルに演出して下さいね!
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。