ぶるぶるぶる~!また寒くなりましたね。(>_<)
明日は雪マークで、最低最高気温は0-3。( ゚Д゚)相当の覚悟しなきゃですね。
このところ連日お教室を開催しておりましたが、今日は準備の日。
昨日のフラワー教室のために活けましたアレンジメントをご覧いただけますでしょうか?
タイトルは『早春の香り』。(←映画かなんかありましたか?)
花器はガラスの浅鉢。春の球根を寄せ植えしたかのように見えますが、
フローラルフォームにさして、水苔でかくしています。
メインに使いましたのは白と青紫のヒヤシンス。
ギリシャ神話で美少年ヒュアキントスは、彼を愛するアポロンが放った円盤に当たって死にますが、
流した血から咲いた美しい花にその名を残しました。
ヒヤシンスの合間にはニゲラを。クロタネソウとも呼ばれます。
キンポウゲ科でこぼれ種でよく増えます。
楚々とした風情ですが、茎がしっかりしていて、アレンジメントに使いやすくて好き。
花もつぼみも可愛いですが、花後は風船のような丸い実が出来、鑑賞できます。
白いふわふわな和毛が可愛い猫柳で、まだ外は寒さが厳しい季節ということを表現。
ゼンマイもいれて、春の息吹が力強く育ってきていることを表しています。
株もとにはゲーリックとテマリ草。
ゲーリックは濃い緑色で固い質感。テマリ草は黄緑色で柔らかい印象。
太鼓橋のように使った斑入りのミスカンサスは、固い質感と柔らかい曲線を持ちます。
様々な印象のグリーンを組み合わせると自然の多様性を表現できます。
一年中楽しめる花も多いですが、
水仙やヒヤシンスなど春の球根を使えるのはこの季節だけの喜び。
清らかな香りでお部屋が満たされる幸せです。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。