今日も愛する者たちと平和な一日を送れたことに感謝します。皆様も素敵な一日をお過ごしになったことと思います。
10月の『食卓の美学セミナー』のテーマは和食のマナーです。本日はレッスンのために作りました食卓をご覧いただきますね。
10月に入ると日差しが確実に変わってきているのを感じます。空気も澄んで、空も青く、お散歩も気持ちが良いですね!このような頃の昼食会は和でなごやかに行いたいものです。
和食の時に必ず用いていただきたいのは、半月盆や折敷など一人分のテリトリーを示すもの。いろいろな色形、素材の器が並んで雑然としやすい和の食卓を整頓してくれます。和っぽさのある布や和紙などでも良いでしょう。
今回はこげ茶の半月盆できちんと感と温かみを出しています。
テーブルクロスは気分を反映させてあたたかなイエロー。薄くグレーで柄が入っているので、すっきり目のコーディネートでもさみしくなりません。
中央にはオシドリの形の有田焼の器。形が可愛いのが目を引きますが、蓋付き椀ですので保温性もありますね。お刺身など冷たいものを入れて、器ごと冷やしておくのもgood!
手前にはお醤油用のおちょこ。奥の青磁の割山椒にはおひたしを。織部風絵付けの土瓶はもちろん土瓶蒸し用。立体感のあるテーブルコーディネートになります。
ナフキンは、メインの器とリンクさせて、ウィング(翼)に畳んでいます。ちりめんなどの柔らかい素材でもたため、和食器によく合うたたみ方。下の動画にたたみ方がありますので、参考になさってくださいね!
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。