随分と涼しくなりました。11月目前ですものね。
3年前の10月は、フランスに一人旅いたしました。
本日はその時のお写真などご覧いただこうかと思います。
あの年の夏も猛暑に見舞われ、日本では10月になっても半袖で暮らしていたのですが、
シャルル・ド・ゴール空港に着きましたら、まさかの極寒( ゚Д゚)!
パリも暖かいって聞いていたのに~。嘘つき~!(>_<)
後で聞いたところ、その日から急激に寒くなったとのこと…。
外に出るなり歯がガタガタガタ~…歯が鳴るっ本当だったのですね。
みぞれ交じりの雨の降る中、バスでパリ市内まで行って、それからタクシーで宿泊所へ。
宿泊はシャンブル・ド・オトを利用しました。家庭の余っている部屋に旅人を泊める、いわゆる民宿ですね。
母と行くときは4つ星以上のホテルでないととても納得してもらえないのですが、この時は一人でしたので。
だだし場所は治安の良いところをセレクト。凱旋門から徒歩5分です。
ナポレオン3世時代の都市計画により整備されたパリのアパルトマンは
一つの階すべてが個人邸で、使用人の住まう部屋も幾つかついているのが普通。
使用人をおかなくなった近年、物置にされていることの多いお部屋を改装して、民宿にしているのですね。
わたくしは西洋の古いお屋敷の、内装、家具などが好きなので、
数ヶ月ならホーム・ステイ、数日ならシャンブル・ド・オトの利用がぴったりなのです。
朝食のテーブル。フランスの朝食はコンチネンタル・ブレックファースト。
パンにジャム、バター。+カフェオレ、フレッシュジュースです。
私は朝はあまり入らないので、十分。
この日は私の修行先、16区のお花屋さんで研修予定。少し早く出て、凱旋門の下に入ってみました。
いつも遠くから眺めるばかりの凱旋門。真下もたくさんの彫刻が…。
エレベーターで屋上に出られるらしいのですが、時間が早すぎて運転していませんでした。
カルネ(回数券)を買って地下鉄で、Passy(パッシー)へ。
マルシェ(市場)に寄り道。お野菜、フルーツが綺麗に並べてあります。
このようなディスプレイ、籠を使ったり、木箱を使ったり、彩りも配置もとても美的。
お野菜って食べて美味しいだけではなく、キレイなものなのだと気づかせてくれたのがパリのマルシェです。
フルーツとパンとキッシュ、お惣菜など数人分を購入して、お花屋さんへ。
わたくしの修行先『Comme au Jardin コム・オ・ジャルダン』に到着。
店先はマム(菊)が一杯でした。フランスも秋は菊を多用します。
お店の内部はバラがいっぱい!それからアマリリス、蘭…赤~黄色の実はツルウメモドキでしょうか?
あ、シンフォリカルホスもある。
フランスのお花屋さんには冷蔵庫がありません。たくさん仕入れても2~3日で売ってしまいます。
この日は近くのカフェでパーティーの活け込みのお仕事があり、お手伝いさせてもらいました。
その様子はまた次の機会に。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。