さてわたくしは『やりたくないことはやらない』がhappyに生きるコツ☆と常々思っておりますが、それが機能しない場合が人生の中にあります。それは「同じ状況が何度も繰り返される」場合です。
隣家の騒音が原因で引っ越したのに次の住まいでも隣人関係に悩むことになったり、学校を卒業していじめから解放されると思ったら、大学のサークルでいやがらせを受ける…などです。
10回引っ越しをした人、5回職場を変わった人、4回離婚をした人を知っています(別々の人です)。もちろん転職も離婚も悪いこととは全く思いませんが、こうなると経済的にも精神的にも追い詰められ「どうして私ばかり…本当に運が悪い」「私が環境に恵まれないのはなぜだろう」「逃げても逃げても…まるで問題が私を追いかけてくるようだ」と悩んでしまうのではないでしようか?
同じ状況が繰り返されるのは、そこに学びがあるからです。トラブルに遭遇するたびに物理的に場所を移動したり、関係を切ったりしても、自分に必要な魂の課題を終えていないので、同じ問題が繰り返し現れることになるのです。
魂の課題は、魂の成長のために生まれる前に自分で設定したもので、今世でクリアしなければ来世に持ち越されます。
「ええ~!( ゚Д゚)いったい何を学べばいいのですか?」
それは場合によりけりですので一概にこれとは言えないのですが、ネガティブな考え方や思考ぐせを手放すことで、嘘のように問題が消えていきます。ですから、「この問題の本質は自分の中のどのような考え癖により発生しているのだろうか?」と思いめぐらせてみてください。
たとえば自分の不幸を周りのせいにする被害者意識、「どうせ私なんて…」という自己否定感、トラブルや犯罪に巻き込まれるのではないかという不安感、嘲笑や批判を受けることに対する恐れ、「~できない」という無力感や「自分はダメだ」という無価値感、自己犠牲や罪悪感などです。いいかえればこのようなネガティブを手放すために、自分でトラブルを作り出しているのです。
考えてみてください。このような感情や観念があなたに必要ですか?愛や思いやり、調和や平和より大事ですか?そんなことありませんよね?でしたら手放すのに躊躇する必要はないはずです。
人生で繰り返される負の状況に気づいたら、自分の中のネガティブな考え癖をひとつひとつ捨てて、自分は大切されていい、愛されていいし許されていい、幸せになっていいと許可し、実際に自分に優しくする、無条件に自分を愛する、いたわることを日々実践しましょう。
自分を傷つけているのは外の状況ではなく、自分が握りしめているものだことに気づいてください。それを手放せた時、あなたは自分がずっと愛の中にいたことを知ることになるのです。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。