2016.3.14

美味しく飲んで、綺麗に元気!!『紅茶の効用』紅茶教室

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コンビニでペットボトル入りが販売されだした頃から、

すっかりわが国でもブレイクタイム定番となった紅茶ですが、

実は紅茶は、元祖健康補助食品と言っていいほどの素晴らしい効用があります。

本日は、紅茶の健康への効用についてお話ししたいと思います。

 



カフェインの力

 

紅茶にカフェインが多く含まれることは、皆さんご存知だと思います。

カフェインは神経の疲労を回復させ、大脳を刺激して思考力を増強します。

また利尿作用があることから、新陳代謝を活発にさせ解毒し、

筋肉の収縮力を高め、持久力をアップするなどの効果があります。






タンニンの効果

 

最近注目を集めるポリフェノール。

その一種であるタンニンは、活性酸素による酸化を防ぎ、脂肪の分解を促進。

老化やダイエットにも効果があるとされます。

毒物やアルカロイドなどを沈殿させて無害にするため、不純な水が飲めるようにします。

同様にカフェインを中和し、胃が荒れたり、不眠になることがなく、逆に消化を助けます。

毒物の他、アルコールの分解も促進するので、酔い覚ましにも効果があります。





美しく整えられたティーテーブルでのお茶の時間は、幸せのひととき…。






ビタミンB群の作用

 

ビタミンB1、B2などには疲労回復効果があり、スポーツドリンクとして使われており、

これに含まれるパントテン酸にはニキビ、肌荒れに効き、ニコチン酸には美白効果があります。






アルカリ性食品の特徴

 

紅茶は代表的アルカリ性食品であり、血液が酸性に傾くのを防ぎ、アジドーシスを防止。

お肉を食べた後にはぜひ取りたい飲み物といえますね。






ルチン、フッ素の効果

 

ポリフェノールの一種ルチン。

これは高血圧や脳血管障害などの生活習慣病を予防する効果があるとされ、

体内でのビタミンCの生成を助け、美肌へと導きます。

またフッ素が、虫歯予防になることは皆さん良くご存知でしょう。





アフタヌーンティーのティーフード三種。スイーツも紅茶の楽しみの一つ!






心理的精神的効用

 

忘れてはいけないのは、香りによるアロマテラピー効果。

心身のリラックス、リフレッシュ効果があります。

中国でもイギリスでも、広まる前は

不老不死の妙薬として珍重されたこともうなずけますね。






紅茶の保存

 

このような素晴らしい効用も、日がたつにつれて減少していきます。

開封前なら一年間。開封後は一ヶ月前後で飲み切るようにします。(理想は一週間。)

容器は密閉性が高いものを選び、湿気の少ない、冷暗所に保存しましょう。

塗れたスプーンを使わないというのは常識ですよね。

きちんと保存し、香りと味そして効用まで、存分に紅茶の力を味わいましょう。





ティーポットとティーキャディー缶、ティーキャディースプーン。お道具を集めるのも楽しい。

 

紅茶の効用いかがでしたでしょうか。

エレガントライフアカデミーの紅茶教室『紅茶の美学セミナー』では、

普通の紅茶をとびきり美味しく入れるコツをご伝授します。

また普通にある食品などを加えて、

びっくりするほど新鮮なバリエーションティーのレシピもお教えします。



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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。