前回の続きです。
では自分を満たしてあげるには具体的にどのようにしたらよいでしょうか?美味しいものを食べさせてあげる、ゆっくりとお風呂に入らせてあげる…などの物質面、褒めてあげる、労ってあげるなどの精神面、ぜひ両方与えてあげてください。そして一番はやりたくないことはやらせないであげること。
あなたの中の小さいあなたが泣きながら「嫌だ、嫌だ」と言ってているのです。いつまで無理にやらせるのですか?夫の実家に里帰りしたくない。苦手な仕事を続けたくない。侮辱に、笑って耐えたくない。もうやらせないであげましょう。聡明で、才能にあふれ、誠意のある素晴らしいあなたです。あなたが「やらない」と決めれば方法はいくらでも見つかります。「我慢する」と決めているからどのような方法も見つからないのです。
「やりたくないことをやり続ける」ことほどストレスのかかることはありません。ストレスは心身の健康をむしばむばかりか、人間関係を破綻に導くことことすらあります。
「いいえ、やらないことの方が人間関係にひびを入れます。だから私が我慢するしかないんです。」とおっしゃるかもしれません。でもわかっているでしょう?我慢すれば我慢するほど、あなたの中の愛は消えていくこと…。愛のない形だけの行動、言葉に何の価値があるでしょう?
自分に、そして家族や他人にも「嫌なことをやらせないであげる」。それだけで愛は戻ってくるのです。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。