「自分を愛する」「自分を大切にする」ことを実行しようとすると出てきますのが「自分のことばかり考えていていいのだろうか?」「自己チューと言われないだろうか?」「みんなが自分のことだけを考えたら、世の中むちゃくちゃにならないだろうか?」という疑問ではないでしょうか?本日はこの点について考えてみたいと思います。
まずわたくしは「自分ことだけを考えろ」とは言っていません。まずは自分を満たすことから始めましょうと申し上げたいのです。なぜならその方が簡単だから。
自分がお腹ペコペコなのに、やっと得た食べ物を誰かに譲るのは非常に難しいことです。でももし自分が満たされていればどうでしょう?人に優しくすることは難しいどころか、気持ちの良いことになるでしょう。
またこれまでは「簡単なことをすることには意味がない。難しいことをするから価値があるのだ。」というような考え方がありましたが、時代は5次元へシフトしています。このような観念はナンセンスと言わざるを得ません。
自己犠牲は愛ではありません。なぜなら本人が犠牲を払っていると感じている時点でそれは我慢であり、我慢の波動は重く荒く、受けた人も幸せにしないからです。「愛」は優しく温かく、軽やかな波動です。受けた人も送った人も幸せにするものなのです。
もし喜びから出来ないのであれば、どのようなこともしない方が良い。苦しみ、痛みを伴うのであれば、しない方が良いとわたくしは思います。
そして「自分を愛する人が増えると世の中がむちゃくちゃになるのではないか?」ということについてですが、ご自分だったらどうでしょうか?満たされて幸せな時、あなたは目に映る全てに感謝をし、この幸せを皆に分けてあげたい!と心から思うはずです。反対に人生に不満だらけでいる時、幸せそうにしている人を見ると足を引っ張りたくなるのではないでしょうか?我慢する人が増えれば増えるほど、世界は殺伐とするのです。
空の水がめは誰のことも潤すことは出来ません。自分が満ちればこそ、たくさんの人を潤すことが出来るのです。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。