2016.5.29

色彩が人間の心理に及ぼす影響とは?DNAに刻まれた色の記憶。

…いやはや、驚きました。ブログ村、ご覧いただきましたでしょうか?

5位6位の常連で、ときどき4位のエレアカBLOGが、幻の3位入賞!!

朝方の一瞬かと思いましたが、どうやら本日は終日居らせていただけるようです。

一けたに位置しているだけで、有難く存じておりますのに、3位とは(゚д゚)!

身に余る光栄。(ドキドキして少し心臓に悪い…)

すべて応援してくださる皆様のおかげでございます。有難う存じます。

これからも楽しんでいただける記事を心がけますので、

今後ともどうぞ応援お願いいたします。

 

さて5月は『色彩学』をテーマにお話ししておりますが、

本日は『色彩が人間の心理に及ぼす影響』についてお話しさせていただきます。





アメリカでのこと。ある紳士が悩みを抱えて心理学者の元を訪ねました。

話をきいてみると、十数年連れ添った奥さまが、このところずっとふさぎ込んで

外出もしなければ、話もしてくれない。

何が不満なのか、どうすればいいのか分からない、

もしかしたら、なにか憑いているのかも知れないとお悩みです。

 

とにかく「奥さまにお会いしてみましょう。」ということで、

心理学者が紳士の家を訪問してみると、

すべてが黒、茶色といったダークトーンの内装とインテリアで、

最奥に電気もつけずにうずくまっている人影、それが奥さまでした。





心理学者がそっと近づいて「奥さま、このお家お好きですか?」と尋ねると

奥さまは声を出す気力もなく、ただ、首を横に振るだけでした。

心理学者はそれ以上なにも尋ねることなく、ただ紳士にこうアドバイスしました。

「この部屋のインテリアに少し、明るい色を足していってはどうでしょう。

奥さまの気分も変わるのではないでしょうか?」

 

紳士は妻に対するカウンセリングがなにも行われなかったことに、不信を抱きながらも、

心理学者の言う通りに、クッションや絵画、ランプシェードなどインテリア小物を

レモン色、ライトグリーン、空色などに変えていきました。

すると少しずつですが、奥さまは問いかけに返事をするようになり、一ヶ月後には会話が、

2か月後には外出が出来るようになったそうです。





もう一例。ある青年が心理学者の元を訪ねました。

最近結婚したのだが、結婚生活がこんなに騒がしいものとは思ってもみなかった。

妻のことは愛しているが、この生活に耐えられない…!

というのです。思いつめた様子を深刻に感じ、心理学者が青年の家(新居)を訪ねてみると、

玄関を開けるなり赤、ピンク、黄色、オレンジ、…まるで色の洪水!

そこにカラフルなエプロンを付けて、けたたましく笑う新妻が…。

 

聞けば、青年は可愛らしい奥さまを迎えるのが嬉しくて、新婚旅行の間に内装を一新。

新居での生活が始まった直後から、奥さまの性格が変わったように感じるとのことでした。

心理学者は青年にアドバイスしました。「グレーやベージュなど落ち着いた色をベースに、

インテリアを変えてみてはいかがでしょうか?」

 

数ヶ月前に変えたばかりのインテリアをまた変えるのは気が乗りませんでしたが、

独身時代の平和な生活を取り戻したい一心で、カーテンや壁紙、ソファーカバーなどを

ニュートラルな色に変えてみました。すると、新妻のテンションは少しずつ落ち着き、

しだいに婚約中の時のような、優しくて可愛らしい女性に戻っていったということです。





色は、われわれ人間になにも言いません。

けれども色彩が心理に及ぼす影響の大きさは、けっして小さいものではありません。

なぜならそれは何千年もの時をかけて、我々のDNAに刻みつけられたものだからです。

 

例えば赤や黄色、オレンジ。これらは熟れた果物の色です。

美味しそう!と、嬉しい気分なってテンションが上がって当然。

一方、黒やグレー、茶色。これらは敵から身を隠すための穴ぐらの色。

身の危険を感じ、無口で、出不精になるのも分かりますね。

 

『色彩が心理に及ぼす影響』、いかがでしたでしょうか?

皆様ももし、自分または家族の心理状態に不安を感じたら、

インテリアの色を確認してみてはいかがでしょうか?

思ったよりも簡単に気分を変えることが出来るかもしれませんね。

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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。