今日も冷たい風の吹く一日でした。
こんな時は、温かい飲み物で体の中から温まるのが一番というわけで、昨日より引き続き紅茶のお話しをさせていただきます。
さて、皆様は紅茶を英語で言うと、Black Tea ということをご存知でしょうか?
なぜ日本では紅茶、つまり赤いお茶というのに、英語だと黒いお茶なのか、不思議ですね。
それは日本とイギリスを含むヨーロッパとの水の違いが関係しています。
日本の水は、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの含有量の比較的少ない軟水なのに対し、
ヨーロッパの水は硬水であることが多く、硬水で茶を入れるとこれらのミネラル成分が
茶のタンニンと結合し、黒いお茶が出ることから、Black Tea と呼ばれるようになったのです。
では紅茶はどちらの水で入れたほうが美味しいのでしょう?
やはり、英国紅茶が美味しいのでは?いいえ、実は美味しさ、香り、水色(入れた紅茶の色)
ともに軟水の方が紅茶に適していると言われています。
つまり、英国やヨーロッパより日本の方が美味しい紅茶が飲めるいうこと!驚きですね。
美しい紅茶の色は美味しさの一つ。紅茶の産地などによって、色の違いがあるのも面白いですね。
ちなみに、紅茶だけでなく、緑茶やコーヒーを入れる、料理に使う、出汁をとるなどのほか、
石鹸が泡立ちやすくお洗濯にも軟水の方が適しています。
ペットボトル入りや浄水器の水である必要はありません。水道から出るお水で十分。
なんて日本ってお得な国なのでしょう!
では硬水の良い点とは?それはダイエットに適すること。硬水のダイエット効果を挙げると、
・カルシウムが脂肪の吸収を抑制
・マグネシウムが便秘を解消
・マグネシウムが代謝を促進、基礎代謝を上げ、リバウンド防止
むむ!捨てがたい!でも、ちょっと待って、これって、紅茶の効用と似てませんか?
そう、紅茶にも同じ効果があり、さらに硬水にはない疲労回復、高血圧の抑制、美肌効果、
虫歯予防などの効用があるのです!
スイーツだけ食べるより、紅茶と一緒に食べる方がダイエットに良い♡
私たち日本人は、昔から軟水のお水に親しんできましたので、硬水を大量に摂取すると
胃を悪くしたり、お腹を壊したりする恐れがあります。
またこのような季節、お水をたくさん飲むと体を冷やしてしまう恐れもあり、
かといって沸かしてしまうと、ただでさえ硬水なのにいっそう重い水になってしまいます。
硬水がお好きで日頃からお飲みになっている方は良いとして、
そうでない方は無理に硬水をお飲みになる必要はなく、水道のお水で入れたお紅茶を
日に何杯かお飲みになれば、十分綺麗に健康になれるというわけです。
素晴らしいですね!
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エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。