2016.3.18

行って参りました!『全国陶磁器フェア IN福岡 2016』薩摩に切子、織部に組子…!

今日は晴れたり曇ったり、雨が降ったりの一日でした。皆様お変わりございませんでしょうか?

 

午後小雨の降る中、先日お伝えしました『陶磁器フェアIN福岡2016』に行って参りました。

マリンメッセ福岡へ。正面玄関前が駐車場、前払い600円。

正面玄関の 右手10メートルぐらいに切符売り場。当日券600円。




会場の入りますと、生け花コーナー。レンギョウの連作、素晴らしいですね!



あ、薩摩焼の『静鳳窯』さんだ!

 

薩摩焼は千利休に学んだ薩摩藩主によって1598年、

朝鮮より連れてきた陶工たちの力を得て始められました。

『静鳳窯』さんは、お茶会のための茶道具を専門に作る茶陶。

古薩摩の写しを中心に作陶していらっしゃいます。

 

↓こちらは母が好みそうな、桜のお抹茶茶碗。素敵ですね。





薩摩にありがちなくどさがなく、上品で華やかです。(ブースY-38 茶陶中野静鳳)

さて、お次は…「あっ、『江戸切子』さん!お懐かしい。」





ご覧ください。この輝き!この細密さ!下絵もなし直接お削りになります。さすがですね。

若林幸男先生は、東京都認定伝統工芸士でいらっしゃいます。(N-18江戸切子 若林硝子)

 

江戸切子は文字通り江戸末期に江戸で始まったカットグラスのガラス工芸。

当初は透明な鉛ガラスに金棒や金剛砂によって、切子細工したものでしたが、

現在は薩摩様の被せガラス+カットの方が多く作られています。

 

さて、お次は?あ、輪島塗。





なんと美しい。塗りの厚さ、金蒔絵!

 

加賀藩の御用品として有名ですが、歴史は平安時代に遡ると言われています。

華やかさが目立ちますが、木地に漆と糊を混ぜたもので布を薄く貼り、

更に何層もの漆を塗り重ねることで、丈夫さを追求してきました。

重厚な外見に対し驚くほど軽いのも特徴。

今回は目の保養ということで。 (N-30輪島 川崎漆器店)

 

そういえば、大川組子が来ているはず…。あっ、ありました!





組子の屏風。

 

大川は建具生産高日本一、約460年前に船大工から始まったと言われます。

『組子』は細かく引き割った木にホゾなどを施し、組み合わせて作る建具技法のひとつで、

ノミなどで調節しながら一本一本組み付けしてあります。接着剤はもちろん、

釘もいっさい使ってありません。JR九州ななつ星に採用されて注目を浴びましたね。

素晴らしい伝統工芸の技。声も出ません。(O-8 仁田原建具製作所)

 

…さて、陶器も見たいな。あら、織部。





『織部焼』は桃山時代に美濃地方で始まった陶器。

千利休の弟子、大名茶人古田織部によって、斬新な形や文様の茶器などが多く作られました。

こちらは、若い作家の先生のブース。

古典の写しから、大胆なオリジナルまで。焼き物への愛が、満ち溢れています。

応援したいですね。(B-10 織部 山本達長)

 

久しぶりに『陶磁器フェア』に出かけて、楽しかったです。

でも、わたくしどもがお手伝いしていたころと比べて、

いろいろな点でずいぶん変わっていました。(細かく言及するのは避けますが…)

知り合いの窯元さんの参加もずいぶん減ってしまって、ちよっと淋しい…。

もちろん、他の参加者が増えたのでしょうけれど。

 

母は同じ食卓に関わるものとして、“頑張っている窯元さんたちを応援したい”

という気持ちで10年間ボランティアを続けました。

わたくしも何かお役に立てることがあれば、と存じますが、何分無名な存在なもので…。

せめてブログでの告知で応援させていただきますね。

 

『全国陶磁器フェアIN福岡 2016』は21日月曜日まで。

10時~18時(最終日は17時まで) グルメ、スィーツの直販コーナーもあります。



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Writer


エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko


福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。

90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。

2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。