刺繍歴一年未満の生徒様が、野原の草花の刺繍を仕上げてくださいました。とても可愛らしいですね!
こちらの方はご家庭のご都合で基礎コース修了から数年のブランクがあったのですが、ステッチの復習をなさりつつ見事に完成。作品は作れば作るほど上達しますし、いったん身についたことは間が空いても思い出せるものですので、あきらめてしまわないことが肝心です。
お教室では額装のお手伝いをいたしました。ミルキーホワイトの木製額とスモーキーブルーのマットが風に揺れる草花たちの刺繍を優しく引き立てていますね。
さてこちらの方は先日ご披露した講師作品、すずらんのパラソルに一目ぼれなさり、さっそく制作してくださいました。とても素晴らしいですね!時間をかけて丁寧に刺してくださっただけあり、傘の下から見える裏側も抜かりなしの美しさです。
しかし一番の難関は傘張り。四苦八苦しながら形になった時は、講師ともども歓声を上げて喜びました。この苦労を知った今、1000円とかで傘買うのは申し訳ないようです。知らなかった今までの分も職人さんたちに心からのリスペクトを贈ります。
刺繍にせよ、何にせよ、時間と労力をかけて完成した作品は可愛くて、まるで子供のようです。大切に可愛がって使用しています。
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。