北部九州、梅雨に入ったようです。晴天続きでしたものね。
ニュースを見て慌てて、百合に支柱をたてました。
皆様、花壇の植え替えは終わりましたか?
さて本日で今月のテーブルコーディネート教室『食卓の美学セミナー』が終わりました。
6月テーブルコーディネートをお目にかけますね。
年齢の近い友人を招いてのランチのテーブルコーディネート。
6月の雨がちな気候でも楽しくお食事できるコーディネートをと考えました。
テーブルクロスは珍しく柄物。水辺に憩う鳥たちを描かれてます。
カラーコーディネートは①青磁色②ターコイズ③ゴールド(黄色)で
すべてテーブルクロスに使用されている色で構成。
プレートは青磁色のディナー皿にドルフィ柄のオードブル皿、
更に金彩入りガラスボウルを重ねています。
ガラスボウルには冷たいスープを注ぐつもり。
ディナー皿の下にさらにガラスのチャージャーを置いて、透明感と迫力をプラス。
カトラリーはプレートやボウルの金彩に合わせてゴールドを使用。
プレートを挟んで、右にスプーンとナイフ、左にフォークを置きます。
テーブルクロスにも黄色が使われているので、それほど嫌味がなく。
ナイフレスト使用すると、家庭でのもてなしがスマートに。
グラスは4月のコーディネートにも使用しましたステムがグリーンのフルート型。
エッチングで描かれたブドウの模様が
テーブルのセンターラインにのばしたブドウの枝とリンクします。
淡い色ばかりのなかに引き締め役として、黒の塩コショウ入れを。
塩コショウ入れは実用品であると同時に、程よいテーブルのアクセサリーになりますね。
センターピースはお花でなく、リーフ中心で。
ババロアなどを作るパイレックスのドーナツ型にタニワタリをクルクル巻いて、
ところどころホッチキで止めています。
周りにブルーベリーの実とスノーボールをあしらい、
中心にラリック製のカエルのオブジェを飾って透明感とユーモアとを…。
このようなちょっとした食事中の話題になりそうなテーブル小物を
トーキンググッズと言います。
洋風のテーブルコーディネートの場合、食器やセンターピースの植物以外に
パンもゲストをお迎えする前から置くことができます。
やはりコーディネートが生き生きしてきますよね。
葦や水鳥、カエル…水辺に憩う動植物たちと一緒に、
雨の恵みに感謝しながら憩いのお食事を楽しみませんか?
エレガントライフアカデミー代表
原田 章子 Harada Shoko
福岡市に生まれる。福岡雙葉小学校、中学校、高等学校卒業。白百合女子大学文学部、国文学科卒業。
90年代よりテーブルアートを志し、フランス留学。料理学校『コルドン・ブルー』、『リッツ・エスコフィエ』で料理と製菓を学ぶ。公爵夫人マリー・ブランシュ・ドゥ・ブロイユに師事し、フランス食文化史を学ぶ。パリの生花店『コム・オ・ジャルダン』で修業。その後も定期的に渡仏し、同店で研修を受ける。
2015年、母、原田治子逝去に際し、エレガントライフアカデミーの代表に就任。当Blogの執筆も手掛ける。